エベレスト 3Dのレビュー・感想・評価
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「決定権は、いつも山が握ってる」
人生は選択の連続。そして、強い意志を持たなければならない。そうでない人は危険な場所へは行ってはならない。
実話の山映画ならではのそう思わせる作品。
ギレンホークをはじめとする役者陣の演技に圧倒される。
「月に居るのと同じね」
この距離感は今はどうなのだろう・・・
3Dはどうでもいい。
相変わらず、3Dの効用がよくわからないが、本作には、作品そのものに力があった。
バルタザール・コルマウクル監督は、相当こだわりをもってこの映画を作ったと見受けられる。そうでないと、この話を映画にはできない。
僕にとっては、夢枕獏の「神々の山嶺」を読んでいたのが大きかった。エベレストを登ることがそんなに甘くないということを、文字の上だけでも体感していたので、本作にも入っていけた。
また実話なのだが、顛末をまったく知らなかったので、亡くなった人がいたことも衝撃的であった。
ベースキャンプで、ただ待つことしかできなかったエミリー・ワトソン、サム・ワーシントンの抑えた芝居は出色であった。
映画が終わる頃には3Dのことなんかどうでもよくなっていた。逆に3Dを意識するような映画はたいしたことないのかもしれない。
大自然にロマンを感じる人に
登山にも大自然にもアドベンチャーにも興味がなかったが豪華な俳優陣とりわけキーラ・ナイトレイと聞くとなんかええんちゃうやろかと思って鑑賞。エベレスト山で実際に1996年に起こった大量遭難の事故の映画化。事故について全く覚えてないけど。
エベレスト登山のガイドと、それぞれのガイドに申し込んでいる登山家たちの話で、主人公は商業ガイドの会社のパイオニア的なニュージーランド人のガイド。登山客にはエベレスト挑戦3度目の正直という人や、日本人女性もいて、ガイド達はそれぞれバラバラの客をまとめ、ベースキャンプと連絡を取りながら全員登頂、無事下山を目指すのだけど、この商業ガイドが普及して、登頂に渋滞していたりする。客の方は600万円以上払って来ているらしい。
ジェイク・ギレンホールやジョシュ・ブローリン、ロビン・ライトなど豪華俳優陣の中、主役はジェイソン・クラークという地味な俳優で、それが功を奏していた気がする。期待度がなかったからか満足度は高かった。3Dなので観客も高所のヒヤッとした感覚を少し味わえます。
たまたまクレイジージャーニーというテレビ番組で少し変わった登山家を取り上げていたのを見ていたので、高所登山にはベースキャンプ、第1キャンプ、とある等断片的に知っていたけど、あれを見てなかったら理解が難しかったかも。
ただ、アメリカで夫を待つ妻が、奇跡的に生還した夫を下に下ろすため、大使館に危険を冒させてヘリコプターで救助させるのは当然として、その一方でフッと、そもそもそこまでして登るものなの?という考えが頭をよぎった私にはロマンというものがないようです。
逸品なれど。
3DIMAX字幕版にて鑑賞。
作品的、品質的に2015年の重要作品だろうけど、いまひとつスッキリしない一本。
実話モノという弱味はあるけれど。
自然映像、演出、俳優、演技、物語構成全てがカチッとはまっていて、飽きさせないのが見事だった。
自然の前では、人間はいかに弱く無力なものか。
その迫力のためにも、3D鑑賞は必須。
ただ一つの難点は、完全に個人的な見方で申し訳ないが。
「自業自得に人様を巻き込んで、迷惑をかけるなよ」と。
時には残酷な判断を自らに下せない人間は、1人で行動すべきだ、と。
雪山に限らず、日常のどんな場面でも。
所詮「愛は地球を救わない」のだから。
自分という人間を試されるような作品。
山の厳しさ
映像、演出、ストーリー すべてにおいてよかった!
映像は圧巻
チョモランマ
教えてくれた事
自然は本当に怖い。
頂上に立てたのに帰ってこれない。
様々な病気がおこる。
自然の動きは人間には予測できない。
「子供たちに貰った旗を頂上に立たせる」
「日常では見る事の出来ない光景が観たい」
それぞれ世界の頂上を目指す理由がある。
諦めず一歩ずつ歩いていく。
誰も足にしたことのない場所へ。
死ぬかもしれない険しい場所へ。
実話をスクリーンで、そして3Dで
伝えたかった事とはなんだったのか、、。
夢が叶った、目標を達成出来た。
これは実に素晴らしいことだ。
しかし大事なのはその後だ。
登った山は降りなければならない。
無事に降りられてからこそ
初めて栄光を手にするのかもしれない。
夢を掴むまではもちろん相当な時間がかかるだろう。
だが夢を叶えたから終わりでもない。
夢の果てまでもゆっくりと一歩ずつ歩いていく。
新しい事が待ち受けているに違いないだろう。
『登った山は降りなければならない。』
圧巻
IMAX最高!
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