「絶大な存在感」エベレスト 3D U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
絶大な存在感
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驚愕する。
エベレストの雄大さと存在感。そして、それを最大限に表現しようとする3Dに。
初めて思う。
本作は3Dでこそ観るべきではないだろうか。
不自然な奥行き感はある。
が、しかし、それがあるからこそ、自然の雄大さ、人間のちっぽけな存在がクローズアップされてるように思う。
とにかく引き絵によるスケール感がとてつもない。
俺は寒い所も嫌いだし、山登りも好きじゃない。エベレストに登りたいなんて思うはずもない。
頂上に到達するまで、現地入りしてからおよそ2ヶ月もの準備期間が必要なんて初めて知った。ツアーと呼んでいいのかどうか、参加費用は65000ドルである。
…650万以上ってことだけど、マジスカ?
俺の覚え間違いかな?法外な額である。
ちっぽけな人間の、それでも崇高なる挑戦なのか無謀で尊大なプライドなのか…。
人は山へ登る。山はそこにあるだけである。
事実を元にしただけあって、臨場感は半端ない…。
山への高揚感も絶望感も、あます事なく伝えてくれてた。
そして、そんな作品を完成させたスタッフに心からの敬意を。
よくぞ、映像化してくれた。
エベレストに登るのと同じくらいの偉業だと思う。
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