「銃撃戦!」ブラックハット mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
銃撃戦!
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この監督の映画はなんとしても観ておかなければ、という監督が何人かいる。
本作のマイケル・マンもそのひとりだ。だが、よくよく考えると、それは「ヒート」1本の影響かもしれない。
冒頭、香港の原発で爆発事故が起きる。実際は事故ではなく仕組まれたものだったのだが。その後、大豆の値が急騰し、先物取引で大儲けをしたディーラーがいたことがわかった。もちろん、この株の操作も人為的なものである。
とまあ、敵はハッカーで、いろいろなところに侵入して悪さをしている。
動機は金である。
なんといっていいのか、結局最後は肉弾戦になってしまう。まわりのいろいろな設定が、ラストへ向かうのと同時にどうでも良くなってくる。
マレーシアの錫工場を破壊して、錫の相場を高騰させて、買い占めた錫を売り抜けるというアイデアで、すべてを動かしていたのに、ハサウェイ(クリス・ヘムズワース)への対処は最低である。
だが、そこはマイケル・マンの映画。不要ではあるが、銃撃戦を描かせたら世界一である。
次回作を首を長くして待つことにしよう。
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