「深くて切ない。難解かつ詩的な愛の物語。」博士と彼女のセオリー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
深くて切ない。難解かつ詩的な愛の物語。
【賛否両論チェック】
賛:実在する博士の半生を通して、困難に立ち向かっていく勇気を教えられる。エディ・レッドメインの熱演も必見。
否:色々と難しい理論が登場したり、理屈っぽい会話も多いので、思わず眠くなってしまいそう。
難病という不幸に直面し、次から次へと悪化していく病状にあっても、それでもなお諦めることなく、今自分に出来ることを必死に続けていくスティーブンの姿に、改めて深く考えさせられるものがあります。一方で、決して純愛一辺倒ではなかったスティーブンとジェーンとの関係性には意外な印象を受けます。その辺り、観る人によっては賛否ありそうなところでしょうか。
難しい論理や理屈も沢山説明されるので、興味がないと退屈だと思います。天文学や物理学に、多少なりとも関心がある方の鑑賞をオススメします(笑)。
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