「理解深め対等に向き合う大切さ描き、困難な状況に直面する2人の決意に胸打たれる感動作」博士と彼女のセオリー Norikoさんの映画レビュー(感想・評価)
理解深め対等に向き合う大切さ描き、困難な状況に直面する2人の決意に胸打たれる感動作
困難な状況に直面しても共に生き抜こうとする並々ならぬ決意、病気が進行し身体の自由が利かなくなっても研究活動への熱意など、理解し合い前進しようとする2人の姿に胸打たれる
一方でALSの症状が進行しても衰えない身体の機能や、身体について深く知らない人物の誤解や偏見、車椅子目線に合わせて対話する大切さ、ハンディを抱える当事者や家族が直面する介護などの問題を様々な視点で取り上げており共感できる
症状の進行に伴う身体の硬直や変形など変化していく姿を、スティーヴン・ホーキング役エディ・レッドメインが見事に演じている
自ら役を演じたいと熱望したエディ・レッドメインは、ホーキング博士やALSの専門家から進行性の症状などの知識を習得、演じるにあたりダンサーとどう表現したらいいのかを話し合った
妻のジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズは、葛藤抱え周囲に理解して貰えない複雑な心境を見事に表現している
本作はアカデミー賞主演男優賞やゴールデングローブ賞など26部門受賞している
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