「前作には劣るも相変わらずゲスくていい!」テッド2 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
前作には劣るも相変わらずゲスくていい!
これはこれで面白かったですが、さすがに前作以上とまではいかなかったかな。
相変わらずお下劣な下ネタ満載で、何度も爆笑させてもらいましたが、今回は怒涛のように押し寄せる笑いと言うよりは、単発の笑いが中心だったような気もして、前作のように腹抱えて笑い続けるところまではいかなかったですね。
まあ前作は本当にインパクト大でしたが、今度は見る側もテッドとはこう言うものだと知って見る訳ですから、そこは続編の難しさもあったでしょうか。
勿論、好みの問題もあるとは思います。
前作は大人になりきれない、成長を見せることのないジョンとテッドの暴走しまくりなオタク的友情物語が、とにかく面白くて嵌った部分もあったのですが、今回は変に哲学的な人権問題を絡めたこともあって、暴走具合がやや中途半端に思えたんですよね。
そこを評価する人もいるでしょうが、個人的にはゲスオンリーでこのシリーズはいってほしかったなぁ。
とは言え、またあのお下劣なテッドとジョンの下ネタオンパレードを見れたことは、嬉しい限り。
単純に下ネタ&ブラックジョーク度だけ見れば、前作以上でしたしね。
ヒロインがミラ・クニスからアマンダ・セイフライドに替わったのも、最初はどうなの?と思いましたが、終わってみれば大成功、アマンダがそこまでやってくれるとはビックリでしたし、あのキャラに似ているネタは相当ツボでした。
それと大物俳優のカメオ出演にもニンマリでしたね。
映画オタク愛にも満ちていて、基本的には前作同様楽しめました、が・・・もっと暴走してもいいなぁ。