「大ヒットコメディの続編は前作を越えられないジンクス…だけど、このおっさんテディベアのキャラは相変わらず最高!」テッド2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
大ヒットコメディの続編は前作を越えられないジンクス…だけど、このおっさんテディベアのキャラは相変わらず最高!
見た目はキュート、中身はおっさん、喋るテディベアのテッド、再び珍騒動!
いきなり率直な感想。
面白かったけど、さすがに前作ほどではなかったかなぁ…。
やっぱりコメディって、一発目が新鮮で一番面白い。
「ホーム・アローン」然り「ハングオーバー」然り。ついで言うと、お笑い芸人のネタも。
それに、前作が良かったのは、テッドとジョンの友情をしっかり描いていた点。
勿論今回も描かれていたけど、前作ほどグッとくるものがなかった。
あれこれ言うとつまらなかったような印象になるので、面白かった点や思わず突っ込まずにはいられない点などを。
下ネタは相変わらず。
ジョンが○○まみれになるシーンなんて、撮影用の偽物だと分かっててもちょっとキモい。
マニアックなネタやパロディは楽しい。
某遅咲きアクションスターはおそらくあの役のまんまで登場。また娘の行方でも捜してたのかな?
対象物を変えて、某大ヒット恐竜映画のワンシーンを再現。音楽も!
アメリカを襲った未曾有のテロ事件と未だ自殺が記憶に新しい人気スターへのブラックジョークは不謹慎ながら笑ってしまった。
クライマックスはコミコンで大騒動。トランスフォームするロボや亀忍者、さらには地球育ちの超○○○人や日本生まれの怪獣王が入り乱れ。このコミコンのシーンは他にも有名キャラがちらほら写り、目移りしてしまう。
ハリウッド往年のミュージカルのようなオープニングは胸踊る。
前作でいい女っぷりを見せてくれたロニーとのその後は何だか裏切られた気分だが、新参加のアマンダ・セイフライドが可愛いので許す。
マリファナも吸う新人美人弁護士。
甘い歌声には萌えてまうやろーーーッ!!
養子を貰う為、法的に人間である証明しなければならなくなったテッド、最大のピンチ!
この手の非人間キャラが登場するファンタジーそのものの定義に疑問を投げ掛ける衝撃(?)の今回のストーリー。
だったら、ドラえもんはどうなんだい?…と、それはさておき、果たしてテッドは人間である事の証明が出来るのか!?
幾ら何でもテッドは人間じゃないよね…なんて言ったら、人間の風上にも置けない。
テッドには、人間が人間であるLOVEがあるんだから。