「シュールな世界観」さよなら、人類 キース@Keithさんの映画レビュー(感想・評価)
シュールな世界観
描写が冒頭からとにかくシュールで全編掴みどころがない。
顔が皆白塗りで立ち姿もちょっと妙な感じで、テーマこそ同じだと思われるが場面場面切り取られていて群像劇になっている。
主人公の2人は人を楽しませようと面白グッズを売り歩いてるのだが、どっからどう見ても人を楽しませようという気概が見られない。なぜなら彼らは話の中で一度も笑わないから。
哲学的な見地も描写として描かれているが、人によっては何のこっちゃわからん可能性が高い気がした。わかりやすいからイイとかわかりにくいからダメだとかそういうことではなく、ここまで無機質に描かないで人間味を出した方が理解度も深みも増したのではないだろうか。
映画的には定点カメラのみで動きが無いため、正直眠くなる。面白いかと問われたらそうではないと答えてしまう一本。
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