「ラスト、これが戦争というものか…。」ボーダレス ぼくの船の国境線 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト、これが戦争というものか…。
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イラン出身のキアロスタミ監督作品やマジディ監督作品の心温まる作品とは(戦 時下という設定であったため)まるで趣きの違った作品であった。イランイラク 戦時下のある河で座礁し、放置された1艘の廃船。登場人物の細い設定は排除さ れている。その廃船自体が彼の普段の住まい。突然現れた少女。少女は赤ん坊を 抱いている。平穏に住んでいた彼の生活に変化を及ぼす。そこへさらに自分の愛 する地へ戻ることを夢見るアメリカ兵。この3人は母国語が違うが、国籍が違 う育った環境も違う、互いに人間関係を築くのにそれぞれの壁を超えて(ボー ダーレス)、彼らの新しい生活を始めるのかと思いきや? 冒頭の30分が大変退屈であった。物語の説明に必要な場面であるため仕方がな いことではあるが。
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