神様なんかくそくらえのレビュー・感想・評価
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そんなに深く刺さらなかった
・薬物ジャンキーのホームレス生活の日常を切り取ったような映画
・主役のハーリーが目が虚ろで不安定な印象を強く持った
・カッターの刃で自作手裏剣を作る元カレのイリヤw
・カミソリで腕を切るシーンは他の映画などで何度も見てても声が出る
・映画らしい展開をことごとく回避してただ底辺の生活が垂れ流され、唯一マイクからの電話を空に投げたら花火となるシーンだけ映像的な演出だった
最低なのが最高
最低なのが最高
ニューヨークの底辺
寒そうな街並みも
意味のない会話も服の着こなしも
地下鉄の乗り方も
リアルすぎる、、
堕ちはじめたらどこまでも堕ちる。
そんな一面も人間は持っている。
自堕落な生活、
甘え、腐っている人間関係、
安い自尊心と怠惰に満ちた無意味な会話。
中毒性があり、心身を蝕み、深みに引きずり落とすのはドラッグだけではなく、
このような彼らの生活そのものだ。
自分には関係ないと思う彼らの生活は、
一方で確かに存在する人間と世界の一面でもある。
本作の圧倒的リアリズムは、
私たちが普段軽蔑しつつも異質すぎる「底辺」の世界を体験させてくれる。
図書館にいるホームレスがどんな気持ちで紙切れに数字を羅列するのか?その後どこに行き誰と会うのか?
そんな背徳的な好奇心を満たしてくれる。
自分の今の生活は 彼らの生活と全く別世界ではなく紙一重だ。
どこかで間違えたらそうなってたかもしれない。
この先ある日突然心の糸が切れたらそうなってしまうかもしれない。
決して関わりたくない居心地の悪い世界を温かい恵まれたいまの自分の世界から観察するという 自覚的な軽蔑を含む安心感と、
実はその世界は確かに現実に存在し、
何か一つボタンのかけ違いがあればそうなっていたかもしれないという自分の世界との距離感を本能的に感じ、そこから生まれるドキドキ感。
そんな背徳的でハラハラする体験はドラッグの疑似体験に似ている。
007で私たちは国際的なスパイの人生を疑似体験できる。
この監督の映画では たまに見る社会の底辺の人生を疑似体験できる。
安っぽく不愉快な音楽の演出も彼らの生きる美しさの存在しない世界を表現するのに効果的だ。
何がメッセージなのか?
とか考えてると答えは出ない。
見る者と、非常に高度でそれでいて直感的な駆け引きをする。刺激的な作品。
あと、
次作good dayと同様、
今作も終わり方が最高。
さすが。
神のみぞ知る
見せられてるだけの感覚なんだよ
1人の女性ジャンクが愛に溺れて自殺未遂をするところから映画は始まる。
そこから延々と、若干どうでもいい、ドラマもへったくれもないジャンキーの日常を延々とただ『見せられる』映画。
どうせなら『魅せられ』たかったんですが、どこにも素敵な要素はなく。特にリアリズムもない。
これが映画界で注目を浴びたのは主演アリエル・ホームズの痛烈なまでに記憶に残る演技らしいが、彼女自身の経験に基づいて製作された映画なだけあって台詞1つ1つに熱がこもっている。
ただ映画として面白いとか、何か学ぶところがあったとか、はたまたドラッグって恐ろしい、絶対にやってはいけないわという教訓が秘められているとかそういう作品ではなく、ただ本当に日常映画でしかないので、退屈に尽きる。
実話なんだかわからないが
野良猫みたいに好き勝手
寛容な愛
意義はあるだろけれども
真の主演女優賞はアリエル。
第27回東京国際映画祭グランプリ&監督賞受賞作。
主演アリエルの実体験に基づくドキュメンタリータッチの映画。ニューヨークのホームレス・ジャンキーのリアル。
ストーリーはあるようでないが、ただただアリエルの存在感に圧倒される。
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