「熟年離婚は罪つくり」家族はつらいよ 重さんの映画レビュー(感想・評価)
熟年離婚は罪つくり
橋爪功扮する平田周造は、孫が高校生になる年代で、お気楽なおじいちゃんだった。吉行和子扮する妻の富子は創作教室に通っていたが、周造は誕生日のお祝いに離婚届の450円を要求された。かあさんに捨てられたと周造は大騒ぎ。息子夫婦たちも周造に探偵を付けたりして心配で大騒ぎ。慰めてくれるのは、風吹ジュン扮する居酒屋のかよちゃんだけ。ところが、その探偵は小林稔侍扮する周造の高校時代の悪友の沼田だったから懐かしくて一緒に飲んだりした。どうも離婚の原因は、日々の周造がいやになったと言う事で、好きな様に生きて行きたいそうだ。
一生懸命働いて、現役を引退したら離婚だと言われると男性としてはたまったもんじゃないな。周造は、家族会議で興奮して倒れてしまうが、熟年離婚は罪だよね。まあ夫婦お互い様なんだろうが、隠居してからは穏やかに暮らしたいのが男性心理で、女性心理からすると長年我慢してきたから自由を求めたいのかもな。日頃から適度のガス抜きくらいはしとかないとね。
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