「職人芸による笑いやすさ」家族はつらいよ だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
職人芸による笑いやすさ
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喜劇の勘所というものをよくご存知なんですね。ズッコケにちゃんと笑えました。
思い切って上にした鰻が無駄になってしまうところなど、大変面白く。
ダンディな創作教室の先生が、本当に生徒とアフェアを楽しんでいそうな人でした。
橋爪父さんの病気オチでうやむやにして許されるのが微妙ではあるが、男性が考えて、ハッピーエンドにしないと!となると、致し方ないのかなと。
あの書き方ではお母さんがただのトラブルメーカーやん。積年のストレスは病後も向き合うことから逃げた父さんが苦し紛れ(としか思えない)につぶやいた、離婚してもいいよ、感謝してる、なんて言葉だけで、許せるレベルか?と思う。
結局お母さんは耐える一生なんやね。それが、作り手が母に求めるものなん?なんてゆう、納得のいかないテーマが残りました。
が、所詮つくりものですし。深く考えないのが、ふさわしい態度なんだと思います。
この映画をみて男性によっては父が可哀想という感想を持つ人もいるらしく、私には信じられませんが、双方が自分の主張こそが正しいと言い張ってるに過ぎないのかも、正解なんてないかも、とも思いました。
こぶ平さんのつばと運転の荒さにはお父さんに同情しました。
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