「特に恐くは無い」クラウン kenMaxさんの映画レビュー(感想・評価)
特に恐くは無い
パーティーのメインである宅配ピエロにドタキャンされ、妻が夫に報告。
夫は困り果てるも、職場で年代物のピエロの衣装を発見!これは使える!とピエロに成りきりパーティーへ。
子供達は大喜びで満足のパーティーも終了し眠ってしまった主人公。
朝が来てさてさて着替えるかと思いきや脱げない・・・・・。
しょうがないのでそのまま職場へ行き、ナイフや工業用カッターを使うも脱げない・・・・・。
段々と何かに蝕まれていく主人公。俺...何かがおかしい・・・・・。
基本的には怖い!という要素は特にありませんでした。
ピエロ+子供というのはよくあるパターンなので、いかに恐怖感や緊迫感を出せるかだと思うのですが、
心理描写が上手くなく、服に取り付かれた主人公の変異と子供が襲われるのをただ描いているだけです。
襲われるのが子供だからか、グロさもたいして有りません。一応、血とか骨とか出てくるぐらいです。
地下室での自分の子供とのやり取りも、え、そっち行くの?という感じでした。
変異していく過程のメイクは良かったですが、最終形態はもう少し迫力出せなかったのか。
悪魔的なパワーも特に無く、身体能力は人間+α程度(特定の方法じゃないと退治できないという制約はあります)。
ストーリーを追いかけていると突っ込み所が多いです。
低予算の作品だと思うので、悪魔のピエロ+襲われる子供=怖い!という単純な恐怖を感じられれば観ても良いかもしれません。
父親の無念さに、星1つプラスです。
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