「これは発明だ」プリデスティネーション momokichiさんの映画レビュー(感想・評価)
これは発明だ
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「実はあれは自分だった」というオチはタイムスリップものにたまにみられるが、この作品はなんと、、、
「自分を産んだ母親は自分だった。その種付けをした父親も自分だった。つまり両親が共に自分だった!」
という誰も考えようとさえしない荒唐無稽な「夢のオチ」を、凄いアイデアで実現している点で唯一無二な作品である。(かなりの力業ではあるが。)
その設定のアイデアは、、、
「両性具有の女性が → 出産時の手術により男性になり → その男性がタイムスリップして → 女性時代の自分と出会い → 二人は恋におちて出産する → その赤ん坊が冒頭の両性具有の女性」
と、なんとも執念を感じる設定。。^_^
ただ、陸上のセメンヤ選手やパリ五輪で話題になった男性ホルモンが多い女性ボクサーがひろく知られるようになった今、「両性具有」という設定に関してはそこまで荒唐無稽と思わなくなった。タイムスリップは今も変わらず無理目だけれど。
始まりはどこ?終点はどこ?
彼女(&彼)が産まれたのはタイムマシンのエラー?
永遠に時空を行き来する彼女(&彼)が不憫でならない。
✴︎Xで推奨してくれた人に感謝。
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