「自分の1番の理解者は、、、自分。」プリデスティネーション アルさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の1番の理解者は、、、自分。
バーテンダーへの衝撃的な一言から、淡々と自身の過去を語る1人の男性客。退屈にも感じてしまう興味付け部分だが、数ある伏線をわざと観せている脚本が凄い。
過去と現在を行き来するという、いわゆるよくあるタイムリープ(時間跳躍)。犯罪を未然に防ぐという目的だが、少しずつ、少しずつ、話は深く、難しく。キャストの少なさが1つの事柄を、深く深く掘り下げていて面白い。
ちなみにデスティネーションとは。調べてみると英語で『目的地』を意味しており、台詞の中にも度々『目的』という言葉が出てくる。そして何よりも興味深いのは、『データ転送』『複製』『変換などでの変換先』という意味もある言葉だという事。これが、全て含まれているストーリー展開は必見。
気付いた伏線の先読みが合っているかどうかも、考察しながらじっくり楽しみたい。完成度の高い作品。
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