もしも建物が話せたら

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もしも建物が話せたら

解説

「もしも建物が話せたら、何を語るだろう?」という問いをテーマに、世界各国から集結した6人の監督たちがそれぞれ思い入れのある建物の声を描いたドキュメンタリー。ビム・ベンダースが製作総指揮を手がけ、ベンダースはドイツのベルリン・フィルハーモニーを、ロバート・レッドフォードは自身が幼少時にかかったポリオのワクチンを開発したソーク研究所を、オーストリアのドキュメンタリー作家ミハエル・グラウガーはロシア国立図書館を、「100,000年後の安全」のデンマーク人監督マイケル・マドセンは再犯率の低いノルウェーのハルデン刑務所を、ノルウェー人監督マルグレート・オリンは同じくノルウェーのオスロ・オペラハウスを、「スエリーの青空」のブラジル人監督カリム・アイノズはパリのポンピドゥ・センターを取り上げ、それぞれ独自の視点から建物の存在に迫った。

2014年製作/165分/ドイツ・デンマーク・ノルウェー・オーストリア・フランス・アメリカ・日本合作
原題または英題:Cathedrals of Culture
配給:アップリンク
劇場公開日:2016年2月20日

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(C)Wim Wenders

映画レビュー

4.5教養

2016年5月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

教養と芸術という点に振りきっており、ドキュメンタリーが好きか建築物に興味があるかじゃないと、むちゃくちゃ退屈な時間を過ごすことになると思う。

基本的に建物の構造やどのようにして誰により造られたかという成り立ちよりは、取り巻く人や環境を建物から観る風景として描いていた。
ロバート・レッドフォード以外はみんな擬人化された建物の自己紹介って感じか。

眠くなった時間もあったけど、建物って芸術だし、建築家って芸術家だね。
51

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ヨッシー

4.5デザインの大切さ

2016年3月14日
iPhoneアプリから投稿

空間は無意識に影響するものとして、
とても大切にしているのが伝わってきました。

appleでもそうらしいですね。

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bomb1978

3.0普段見られない建物

2016年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

寝られる

刑務所だとか、図書館や音楽ホールの裏側だとか、
そんな所をその本人(建物)の本音を聴きながら
めぐるのは楽しかったです。

これから特殊な建物に入るたび、自分で勝手に
建物の気持ちを想像してしまいそうです。

ノルウェーの刑務所、居心地よさ気でしたね。
外のフェンスの低さは、居心地よくて脱走する人も
そうそういないからなのか?

夜の回だったこともあり、しばしば、ウトウトしましたが…。
そういう意味でも、気持ちよく観られますw

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chibirock

3.0想像通り、忍耐ようする

2016年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

素晴らしい建築、素晴らしい監督、まぁコンセプトも素晴らしいとしておこう、これだけ揃えば確実に高尚な作品が仕上がること間違いなし、ということで見て、まさにその通りだったのだが、恐らくかなりの忍耐力が必要だろうと思っていたのもその通りで、手放しで面白いというには抵抗を感じてしまう。
せっかく6つにオムニバスだというのに、みな似た内容だったことがまず惰性を感じてしまう。しかも内容があまりに哲学すぎて、ビジュアルをないがしろにしているようにも感じる。確かに映像は美しい、しかしそれはあくまで建築による恩恵大であり、映画にする意味やオムニバスにする意味などが希薄であるが故に惰性で映像を見せられている感覚に陥ってしまう。
ロバート・レッドフォード以外は擬人化していたが、みんな不動の偉人が偉ぶっているということで印象。レッドフォードのもただ誇っているだけだったし─。
もうわしゃー老いぼれで…とか、やめろー破壊するなーとか、役立たずですみません、など負の話も盛り込まれてしかるべきだと思うのだが、それは行き過ぎた意見かもしれない。
だが、もっと面白くしようとして欲しかった。ただそれだけ。気持ちよく眠らせることが意図ではないだろうに、あれでは眠る人も少なくないだろう。
芸術的価値は非常に高いけれども、決して面白くはない。学びにつもりで見るべきもの。

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SH