「私は20年以上磔のキリスト様を見てきた。」FOUJITA マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
私は20年以上磔のキリスト様を見てきた。
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アッツ島玉砕の絵を見て、ピカソのゲルニカ以上のインパクトを僕は感じた。
そのくらい僕は藤田嗣治画伯を偉大な画家と普段から思っている。
映画の前半部分のユトリロ、モディリアーニ、マネを映画の逸話に入れる必要は無かったと感じた。若しくは前半のパリの逸話は必要無かった様に感じた。もっとも、商業ベースにのせなければ、映画の価値は無いのだから『チャンバラ画』と『アッツ島の玉砕』を言うようにこの映画も『チャンバラ映画』の要素があっても仕方ない。
しかし、なぜ『アッツ島の玉砕』が戦争画になるのか?大日本帝国軍部の感受性の無さに、絶滅危惧種大和民族の必然が垣間見えた。それは戦後の左翼的リベラリストにも同等の感情が湧いてしまう。
『資本主義の成熟』とは絶対に言わなかった『帝国主義の成熟』。
残念ながら
この映画の欠点だ。自由と民主主義の日本国なのだから国に対して忖度してもらいたくない。
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