「素直な自分で。」脳内ポイズンベリー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
素直な自分で。
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脳内会議と聞くと私は「ためしてガッテン!」でのあの会議を
すぐに思い浮かべてしまうのだが^^;
前頭葉、海馬、視床下部など其々の役割が非常に分かり易く
解説されていたので、何であの人たちを使わないんだろう?
なんてバカなことを考えてしまったりした。
要はアレと同じで、人間の脳内ではこんな風に其々の機関が
いつも会議を行い決定を下しているのである。んでもって、
その会議が(今作でもあったけど)どうにもこうにも纏まらず、
行き詰ってしまった時にドーン!と真木よう子…じゃなくて、
本能が幅を利かす。っていう…笑えるラブコメだなと勝手に
想像していたが、これがけっこうシビアでシリアスな展開に。
最近どうしたんだ?と思うほどコミカル路線の真木よう子や、
コイツのどこがいいんだか?と思う生意気青年役の古川雄輝、
いいヒトを絵に描いたような越智役の成河、と現実世界での
キャラが明瞭で、もちろん脳内での大騒ぎも予告通りに展開。
苦しむ議長の西島くんを尻目にネガ吉田とポジ神木が大激突。
衝動と記録も懸命に働き奮闘しているのだが、当のいち子は
なかなか幸せを掴むことができない。やはり人間は衝動本能
には逆らえない。ということがイヤというほど実感できたし、
脳のどの機関の発達が著しいかで行動パターンが出来上がる。
巧くいったかに思われた選択により、眠りについてしまった
ポジ神木を観て、あーそれを言いたかったのかと気付かせ、
今のままでいいのか?と問う。素直な自分でいられる相手が
一番なんだと脳も本人も本当はとっくに気付いてたのにねぇ。
(ナイス・ガイ越智さん!アナタがブチ切れてくれてよかった)
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