「言葉にすることの大切さ。甘くて切ない脳内会議。」脳内ポイズンベリー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉にすることの大切さ。甘くて切ない脳内会議。
【賛否両論チェック】
賛:同じ年代であれば大いに共感出来るような、切ない恋模様がコミカルに描かれる。脳内会議達のキャラクターも秀逸。
否:脳内会議のシーンは、どうしても間延びしてしまいがち。登場人物達の性格も、人によっては好き嫌いがありそう。
同じような境遇にある人は勿論、そうでない人から観ても、
「そうそう、こういう人っているよね!!」
と、共感出来る部分が多いと思います。相手に気を使いすぎて、何も言えずに曖昧にしてきた主人公が、自分のために少しずつ変わっていく姿に、おのずと励まされます。
脳内会議のメンバーのキャラクターもかなり的を射ていて、思わず笑ってしまいます。ただ、恋愛に興味がない人が観ると、どうしても退屈なまま終わってしまいそうな感じでもあります。
どちらかといえば、デート向きというよりは、同性同士で
「どっちの恋がアリかナシか。」
なんて、議論の出来そうな作品です。
コメントする