「脳内会議、面白すぎ」脳内ポイズンベリー flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)
脳内会議、面白すぎ
確かに脳内会議、セリフに起こしたらこんな感じだわ(笑)。単純な現実のシークエンスに乗せるから脳内会議がこんなにも面白いんだよね。
「は?歳の差考えなよ」と序盤で思ってしまった観客は、まさにネガティブ吉田羊のセリフで「あ!さっきの俺の感想は、俺の中のネガティブが言ったセリフか!」とチクリと来る仕掛け(笑)
そういう仕掛けが全編に仕掛けられていて楽しい。
世の中にはポジティブやネガティブ、衝動が「議長」の人もいるんだろうな(笑)
少なくとも知り合いのあの人は、間違いなくネガティブが議長だな(笑)
中盤から終盤にかけて、ただのコメディじゃなくなって、少々深刻な状況になっていく。
話自体はありがちな話だけど、渦中の人にとっては一世一代の決心をしなければ歩き出せないこともあるわけで、そうそう俺もあの時はポジティブは仮死状態だったよな、とかいちいち芸が細かい。
クライマックスも、あのセリフと選択肢を、ネガティブ吉田羊じゃなくポジティブ神木隆之介が言ったから意味があるんだよなー、と納得。
それにしても謎の脳内人物(限界MAX)が真木よう子の二役だとは、一緒に見ていたカミさんに指摘されるまで分からんかった。
真木よう子は好きな女優だが、この作品にはちょっと美女オーラが出過ぎかも。
でもイラッとくる優柔不断な女性として違和感なく見れた。上手い女優さんだなー。
脳内会議のメンバーはみな楽しすぎ(笑)
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