劇場公開日 2015年6月27日

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「なんというか」ストレイヤーズ・クロニクル なかばさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5なんというか

2015年11月16日
iPhoneアプリから投稿

決して良くはない。だけど全く悪いわけでもない。うーん、ただ限りなくわろしに近い。

ゲスがテーマ曲やってたので観ようと思い、岡田将生が出ていると知って観るのを決めました。リーガル・ハイの諺ボーイの印象が強かった。
主人公たちと学たち、能力を持つがゆえに寿命が短い。必死になって生きる方法を探す様子には憐れみすら覚えるほど。染谷くん演じる学の、一見淡々としているようで、そのうちに何かを秘めているような感じが不気味。一方岡田くんの昴は、なんだか意志が弱そう。たぶん岡田くんのせい。あまり存在感がない。
バトルシーンは、まあ、うん、って感じ。日本映画も進歩したなあと感慨深く見守っておりました。ただド迫力ではない。能力バトルを謳うにはちょっと、いやかなり力不足かな。
いかんせん能力者たちの葛藤、苦しみの描写が少なく、昴サイドにいたっては寿命が短いことに対する不安などがまったく見られず、感情移入ができない。全体的に、語るべき文章がないイメージです。役者がいいだけにもったいない。

言わんとしていることはわかる。でも、それを言わなきゃ意味がない。映画全体の印象はこうでした。
正直、エンドロールのロマンスがありあまるに救われたような感じ。
リメイク、待っているぞ。

なかば