世界から猫が消えたならのレビュー・感想・評価
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HARUHIの声で涙腺のスイッチが壊れる
予告編からずびずび泣いてる勢なので映画本編でも号泣だった。
途中、彼女の記憶がなくなった後、いきなり旅行編に入って「えっ」ってなったけど振り返ってみるとすごくできたストーリー構成だと思う。
音楽も満点。すばらしい。
でも映画ちょっと長かったかな。
親思う心に勝る親心。切なすぎる設定の中、最期に知る真実の愛。
【賛否両論チェック】
賛:大切な“もの”を消すことで、大切な“周りの人々との記憶”も消えてしまうという描写を通して、人と人との絆の中で生まれる真実の愛に泣かされる。ものが消える際の演出も幻想的。
否:設定はやや強引か。結構小説チックな会話のシーンも多いので、やや好き嫌いは分かれそう。
大切なものを1つ消すことで、1日の命を得る。でもそれは同時に、その“もの”を通して築き上げてきた大切な人達との大切な記憶をも、消し去ることになってしまうということに、改めて深く考えさせられます。大事な人だったはずの人々が、主人公のことを忘れていってしまう描写は、とても切なさが残ります。“悪魔”が言う通り、勿論自分の命は1番大事なものではある中で、主人公が思い悩む姿も、また印象的です。
そんな大切な記憶の中でも、最も大きなウエイトを占めるのが、やはり亡き母との思い出です。自身のことは二の次で、ずっと主人公に愛情を注いでくれた母。そんな母の本当の想いが明かされる時、観ている側も涙が止まりません(笑)。それを知った主人公がどんな決断を下すのかにも、要注目です。
やや小説チックなやりとりが少し気にはなりますが、電話や映画が消えていくCGは、非常に幻想的でもあります。猫好きの方は勿論、そうでない方も、沢山泣ける感動作に仕上がっていますので、是非劇場でご覧下さい。
映画も電話もきえないで
真剣に生きることに対して考え、丁寧に生きて行こうと思える作品。展開が早すぎたこともあり原作を超えることは難しいよう。自然や街並みの風景がとても綺麗。本気で涙を流した数少ないストレートなメッセージ性のある映画で、少なからず、見終えた後の自分に影響を与えた。
素直に観てるだけじゃ泣けない
原作を読んでいたのですごく楽しみに映画を観ましたが。うーーーん
とりあえずマシにはなったが、「僕」の演技がヘタで感情移入できない。
テーマとしてはとてもおもしろいので自分の思い出を思い出しながらあの時のことを思って泣ける映画ではありました
ツタヤの演技がとりあえず凄すぎて彼に泣かされたようなもの。彼はなんであそこまで観る者を惹き込むのだろうか。
ただ映画を真っ直ぐに観てるだけじゃ泣けない。自分の思い出を無理やり引っ張り出して泣ける映画。
世界から猫が消えても
僕はきっと困らない。
主人公にはちっとも感情移入ができなかった。
かけがえの無い人との出会いを象徴するもの「電話」
かけがえの無い友との出会いを象徴するもの「映画」
かけがえの無い父との繋がりを象徴するもの「時計」
かけがえの無い母との繋がりを象徴するもの「猫」
どれもこれもとても大切なはずなのに簡単に手放そうとする主人公
これは監督なのか、脚本なのか、演出なのか
もうどれもこれもひどいような気がしてきた
「キャベツ」を探すにしては「どこまでいくの?」くらいの意味のない、土砂降り雨の中の疾走→意味が分かりません。
「彼女」と「ツタヤ」くんの演技が圧倒的過ぎて「僕」が可哀想。
溢れる涙を瞼にいっぱい溜めている「ツタヤ」くんの顔に。
イグアスの滝ですべてを達観してしまった「彼女」のたたずまいに。
この二つだけでこの映画を見てよかったと思わせてくれました。
最高でした
普段何気なく過ごしているすべてが、とても尊く思える、そんな映画でした。
メッセージはストレートですが、それ以上に考えさせられる。
あと映像が美しく、一つ一つのシーンに見惚れました。
濱田岳くんの演技がいちばん泣きました。
セリフ回しがもう少し良ければ5です!
予告の試写風景の印象とは違うけど…
原作読んでおり、真っさらに映画でこの物語を知る方とは違うかもしれませんが…
試写会風景で泣ける作品と言う印象でしたが、けっこう込められたものを投げつけてくる重い作品に感じました。原作ではもっとファンタジックな物語で片付けていたので、映画の方を見てけっこうグッサリきてしまいました。
佐藤健さんは良い意味でオーラを消していて、俳優さんとして素晴らしい方なのだなと感じました。泥臭いというか男性が等身大に感じられる誰かにしか特別ではない平凡と言うか普通の人を演じていて、物語にとっての名脇役で主張しない感じが良かったです。主役なのですが、鯖缶の骨の様な存在に思えました。
魅力的な人物の役ではないので、彼個人のファンには物足りないのかも知れませんね。
物語を新しい視線で見れた事、そして佐藤健さんと言う俳優さんに注目する機会になった事…僕にとって良い作品となりました。
ムダに美猫ではない所にリアリティ。
猫好きなら、善し悪し別にして観たら?って言われて観に行きました。
思った程、ねこねこしてなくて、
その部分はちょっとガッカリ。
けど結局家族愛(猫含む)と生死の話なので、涙。
意外に涙しますが、心に響くかどうかはそれぞれな気もします。
「物」とは物体なだけではなく、そこに存在するまでのエピソードとそれ...
「物」とは物体なだけではなく、そこに存在するまでのエピソードとそれに纏わる思い出もひっくるめての「物」。
この映画を見たあとは家族や自分を取り囲む「物」に感謝したくなった。
アルゼンチンのシーンは、そこに行く理由がわからず唐突にシーンが変わるから戸惑った。
どちらかというと原作派。
原作既読。
映画のみだと内容が薄く、終始ストーリーがぼんやりとしていて分かりづらいです。
内容に入り込んで(惹き込まれて)涙が溢れるというよりは、出演者の演技が涙を誘う印象。
濱田岳の演技がとても良かった…。
母役の原田美枝子も素晴らしくて、メイン2人よりサイド陣の演技に惹かれる部分が多かったかな。
普段何気なく見て、触れて、過ごしているモノやヒトに、愛おしさや繋がりを感じる切っ掛けになる内容かと思いました。
疲れきった時、ぽーっと見るのに向いてるかも。
エンディングテーマも映像のトーンや雰囲気に合っていてとても良かったです。
若い子に観て貰いたい。
要所の映像の空気感は素敵で、
ストーリーアイデアは素晴らしいなと感じました。
脇役の演技と比べ、
リアリティ路線ではない主役の演技、
特に、悪魔の大味な演技に違和感を感じ残念でした。
若い世代に見てもらいたい
アクのない綺麗なメッセージが込められた作品。
一日分の命以上に大切なもの
拙い予告編のせいで無駄にハードルが上がった分(試写でボロ泣きする人続出的な予告編は逆効果ですよ)、手放しで感動したとは言い難いところもあるのですが、まあ実際心に響くシーンは多々ありましたから、終わってみれば見て良かったなと思えた作品ではありましたかね。
生きる上で一番大切なものは何なのかと、思わず考えさせられてしまいましたよ。
実際のところ命やお金以上に大切なものなんて無いのではないかと、どこか冷めた気持ちも持ちつつ生きてきましたが・・・あるね(手のひら返し早!)
少々映画的には時系列が分かり難いと言うか、唐突過ぎて感情移入できないシーンもありましたから(アルゼンチンのシーンとか特に)、完成度と言う意味では微妙なところもありましたが、原作がいいのかな?(読んでないんで詳しくは分かりません)題材がホント素晴らしかったです!
大切なものを失くすことによって、周囲の人間が自分にどう言う想いを抱いていたのか、それらが分かる回想シーンにとにかくグッと来ました。
電話、映画、時計、猫等々、明日死ぬ命を一日延ばせるとしたら、実際は命乞いして余裕で消してしまうかもしれませんが、それらのアイテムはただアイテムなだけじゃなく、人との繋がり、大切な思い出でもあるとしたら、どうなんだろう・・・やっぱり消せないなぁ。
人との繋がり、大切な思い出は、生きた証とも言えますから、それが無くなったら、自分が生きてきた意義が見出せなくなるので・・・。
でも、本人の方ではなく、デビル佐藤健の演技がまた絶妙でしたから、とりあえず何個かは消してしまいそうですけどね。
しかしこの映画は主役の佐藤健の演技も然ることながら、脇役陣の味のある演技・存在感がとにかく素晴らしかったなぁ。
宮崎あおい(生きてやるのシーンだけは微妙でしたけど)、濱田岳、原田美枝子、奥田瑛二、この4人の名演技に助けられた映画でもありましたね(あと猫も)
映画ファンとしては、映画友との何気ない日々、そして涙にグッと来た~。
それとあんなに優しいお母さんだったら、マザコンになっちゃうかも(笑)
対照的な優しさを見せる無骨な父も味があって良かった~。
本当に絶妙過ぎるキャスティングでしたね、願わくばもっと宮崎あおいが見たかったのと、トムさん謎過ぎ!
物語がTVドラマ向きだったのでは?
余命わずかな主人公が、1日分の命と引き換えに周りにある大切な物を1つずつ消していく。電話、映画、時計…。物には思い出が宿る。あの日の彼女との電話、友達との映画談義、家族との時間。その物がなくなれば、当然その人たちとの繋がりも途切れてしまう。大切なもののない人生はどのようなものになるのか?自ずとこの物語の方向性は見えてくる。
しかし、この作品の主人公からは大切なものを失ってしまったという“喪失感”が感じ取れない。逆に大切なものを失くしてでも、生き長らえたいという生への執念も感じ取れない。継ぎ接ぎで挿入される過去のエピソードも物語のテンポを悪くしているし、生と死の価値観を観客に植えこもうとする唐突な展開も多い。語られるセリフも小説からそのまま引用したような印象で、普通こんな説明臭いこと言わないだろうと興ざめしてしまうのだ。
1つ1つのエピソードがラストに集約されるのであれば、怒涛のカタルシスを生み出すのだろうが、どうにもこうにも独立しすぎてしまっている。結果として、主人公が生きたいが故に物を消すことは単なる身勝手な行いにしか思えず、彼が大切なこと気付く結末にも今更感が否めない。
そもそも、この物語は映画ではなくTVドラマ向きだったのではないか?1話毎に1つの物を消し、大切な誰かとの思い出が消えていってしまう、けれども、生きたいという欲求から、また次のエピソードで何かを消してしまう…。103分という上映時間で描いた結果、全ての人との繋がりが浅いものにしか見えなかった。
泣き止むところが見つからない
公開してから1週間ほど経ちようやく見に行くことができました。
普段映画などで泣くということはあまり無いのですがこの作品は泣き止むところが見つからないというくらい泣かせにきます。笑
会場全体からすすり泣く音が聞こえてきました。
特に私がグッときたのは濱田岳さんの演技でした。
素敵な作品です。
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