世界から猫が消えたならのレビュー・感想・評価
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生まれてきてくれて、ありがとう。
川村元気さんの小説が面白かったので、映画も是非!と思い、観に行きました。
命を一日引き延ばす代わりに、大切なものが一つ失われる。世の中から無くなっていくものなんて沢山ある。自然界のものだって絶滅するし、人工的なものだって存在しなくなるものもあるだろう。だから何か一つや二つの世の中から消えたって何も変わりやしない。けれど、それらのモノを通じて繋がった出会いや人間関係までも失われてしまう事の悲しさ。消してしまっていいものなんて無いんじゃないか。不必要なものなんて無いんじゃないか。人と人との繋がりも生命も儚いものだけど尊いもの。そんな事をそっと考えさせてくれる映画。
佐藤健さんが演じる事でファンタジー感と透明感のある世界観が綺麗に表現出来ていたと思います。
ツタヤとのやりとりはずっと見ていたいくらい好きでした。映画が失われるのは本当に悲しかった。
生きてやる!!!
エンディングはボロボロ泣いてしまいました。
あと、猫さんが超絶可愛いかったです。
いい映画です。
泣いた。いい映画。
本は読んだことなくて映画ではじめて見た。
はじめのほうは、なんだかほんわかする話が続くのかと思いきや、予想外の色んなことが起こって飽きずに最後まで楽しめた。
自転車で転ぶシーンが迫力があって撮り方がとても良いなと思った。そのシーンの、画と次の展開との衝撃が重なっていて良かった。
なんと言っても、役者さんの演技がナチュラルで素晴らしかった。原田美枝子さんがあったかいお母さんでほっこりした。あと佐藤健さんの一人二役だったのが別人格に見えた。トムさん役の演技も好きで、誰かなと調べたら奥野瑛太さんという方らしい。今後の作品も見てみたい。
最後の終わり方もとても好き。
また泣けた。
どうでもいいものなんてない。
切なくも心があったかくなる映画だった。
何気ない毎日に感謝です。
すごくすごく、深い映画。
人は死を自覚した時、何を思うのだろう。
「自分が亡くなっても、世界は何も変わらない」
きっとそれは確かだと思う。
だけど、残していくものを考えた時、
何気ない毎日が、誰かの人生に関わってきたことに気づく。
生まれた時に喜んでくれた人がいるように、
亡くなる時に悲しんでくれる人は必ずいる。
それが、人生の出発点と到着点。
生まれてこれたことに感謝して、
出会えたことを喜んでもらえるような、人生を送りたいなと思えました。
世界から一つずつものを消していく、その過程から死生観を考えさせられ...
世界から一つずつものを消していく、その過程から死生観を考えさせられる作品でした。様々な捉え方ができる良作ではないかと思う。
ネコが可愛い。
世界から僕が消えたなら
余命僅かを宣告された主人公は自分とそっくりな悪魔?と周りのものを消すことを引き換えに1日ずつ生きれる契約をする。
でもそれは、家族や友達、周りの大事な人やこととの思い出が消えてしまうことだった。
周りの大切なものが自分の命がどれだけ大切かが分かる。
原作から入ったけれど、役のイメージがピッタリでした。特にツタヤとのやりとりは結構すき。
今のうちに出来ることをなるべく後悔しないようにやっておこう。
原作よりはマシ
原作ではモノを消すとき、実体は消えないけど人々の意識から消えるだけ、という説明がされていた。その割には猫を消すかどうかでは、さんざ迷ったりして、最初の設定を作者自身が忘れているのか?と思うほどブレブレの描写がシラケさせてくれたのだけど、そのあたり映画化にあたってはきっちり消える。
それだけではなく最初からなかったことになるのか、その消したモノに関連する繋がりもなくなる。
その設定がきちんとしたこと、ノスタルジックな街並みのビジュアルが良かったこと、そして何より実力者ぞろいの役者が安定した良い演技を披露してくれたこと、等々により、原作よりは格段に良い作品にはなっていたと思う。
ただ最後の母親からの手紙は、原作とほぼ同じだけど、これはやっぱどう見ても30歳の一人前の男に対するモノではないよな……
いいですね
自分の大切だった繋がりのある物が1日生き延びるために消えていく。
携帯、映画、猫、繋がり一つがなくなるだけで
その人との関係性がなくなる過去。
自分のドッペルゲンガーというか未来の自分が登場するシーンがシリアスではなくちょっとギャグっぽい感じだったのが、映画のイメージしてた流れと違ったので、あ!こういう雰囲気か!ってなりました。
主人公が主人公感が薄くて印象に残りにくい感じはしました。
まぁ見てトータル、いい映画だと思いました。
なにもかも意味のあるものばかりなんだなって気付かされますね。
見てよかったです。
中盤以降は泣きっぱなし。とにかく泣けた。 徐々に誰かとの関係が断た...
中盤以降は泣きっぱなし。とにかく泣けた。
徐々に誰かとの関係が断たれていくのは死ぬより残酷だな。
親友(濱田岳)がDVDを必死に探すシーンには1番泣かされた。
世界から映画は消さないで
劇場公開時からいまいち話が分からなかったこの作品。
実際見てみて、ああ、こういう話だったのかぁ、と。
余命宣告を受けた青年“僕”の前に現れた、自分と同じ姿をした“悪魔”。
一日延命させる代わりに、“僕”の大切な何かをこの世界から消すと言う…。
このファンタスティックな設定はなかなかユニーク。
内向的な“僕”と意地悪な“悪魔”の一人二役、佐藤健の演じ分けも見事。
元恋人との思い出“電話”。
親友との思い出“映画”。
父の職業“時計”。
母との思い出“猫”。
大切な何かが消え、大切な人との思い出も消えていく…。
失って改めて気付く。
自分の死とどう向き合うか。
透明感ある映像も美しく、訴えるメッセージも普遍的で悪くはないんだけど…
自分に置き換えた場合として、登場人物に個人名ナシ。
が、登場人物たちが描写も台詞も、何かこう、フワッとした感じで、感情移入しづらい。
一つ一つ何かが消えていくが、例えば電話や時計が消えた世界で、この人たちどう生活してるんだろう??…とヘンな点ばかり気になってしまったり。
“悪魔”の正体は自分で、死を受けられない自分の中のもう一人の自分と対話してた訳で、実際は何も消えておらず、つまりは“僕”の単なる妄想…?
ずっと釈然としないというか、乗り気れず。
美しい映像と音楽が睡魔をも誘う。
でも、最後の最後で考えさせられた。
自分も「○○○○○」の言葉で人生を終わりたい。
それから、世界から映画は消さないでよ~!
愛しくて切ない
穏やかな世界観が好きです。
ポイントポイントで、知らず涙が流れました。
なくてもいいものなんてない。
自分がいる世界といない世界が、少し変わっていたらいい。その気持ち少しわかる。
最後のお父さんの「ありがとう」にまた号泣です。
泣けた
原作を読んでで、これを見たがとくに違和感なく見れた。多分、原作はもっと色々命との引き換えを考えてた気もするけど、これはこれでよい。ほんと大切なことが書かれてる。自分の親と重なった。心をこめたありがとうって伝えることが大切なんだよね。そう、命と引き換える何かではなく、命があってこその何かなんだよね。
自分の寿命を延ばすために何を無くすか、自分で決めれるならそれに越し...
自分の寿命を延ばすために何を無くすか、自分で決めれるならそれに越した事はないが、相手からの指定で関係ないと思っていたものが無くなっただけで大事な思い出も消えてしまうのは寂しいな
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