預言者のレビュー・感想・評価
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【”命””愛””自由”の大切さをエキゾチックな美しい細密画で描き出したレバノンの詩人・哲学者のカリール・ジブランの「預言者」をアニメ化した作品。】
ー カリール・ジブランの世界的名著と言われる、「預言者」を私は今作を観るまでは知らなかった。だが、この作品を観ると、カリール・ジブランが、”命””愛””自由”そして”言論の自由”の大切さを書いているのだろうと、類推した。
■父を亡くして心を閉ざした少女アルミトラは、7年間も軟禁されている詩人で画家で政治活動家のムスタファと心を通わしていく。
やがてムスタファは解放されるが、故国へ向かう船に着くと軍に捕らわれ、銃殺刑にされそうになる。
アルミトラとその母カミーラ、ムスタファを信奉する人達は救出に駆けつける。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・エキゾチックな美しい細密画の中、ムスタファは囚われていても、”心は自由だ”。”と少女アルミトラに語る。
まるで、ムスタファがカリール・ジブランの様である。
・内容は、哲学的である。だが、平易な台詞で語られるが故に、分かり易い。
<この作品は、カリール・ジブランの世界的名著と言われる「預言者」の中で書かれている様々な寓話を、子供向けに制作したのだと思う。
100年前のレバノンの詩人・哲学者カリール・ジブランの「預言者」が読みたくなったな。>
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