「ロックは無能なやつがやればいい。」セッション さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ロックは無能なやつがやればいい。
(2回目観賞です)
ギターより、俄然ドラム萌えです。
罵詈雑言を浴びせる指導者と、教え子ドラマーの狂気。
でもぶつかり合う狂気は、いつしか思いも寄らない次元へと昇華する。今まで見たこともない種類の、奇跡が起こります。ラスト、粋です。
手にまめができ、それが裂けて血と汗が飛び散る!
こんなに荒々しいのに、なんでジャズを選んだんだろう?と思ったけれど、劇中でその答えが明かになります。
壁に掛けてあるポスターにも、鋭いヒントが。
「ロックは無能なやつがやればいい」
なるほど(笑)
だからジャズなんですね。
前回は不完全字幕で観てたのですが、そっちの方が良かったです。
ちょっと字幕が微妙でした。「I'm upset」を"悔しいです!"って訳すのには、かなり違和感があります。ちょいちょい、ん?と思うところがありました。
それをいうなら、邦題も納得いきませんけど。
原題が「WHIPLASH」です。ジャズの名曲と、ドラマーの職業病である鞭打ちなどを意味していると思われます。
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