「先生と学生の駆け引きに興奮する」セッション Pたんさんの映画レビュー(感想・評価)
先生と学生の駆け引きに興奮する
クリックして本文を読む
フレッチャーの暴力的行動、アンドリューのフレッチャーへの態度に常にドキドキさせられた。
ジャズに限ったことではないが、スパルタ的教育の中で、潰されてしまう人もいれば、反抗して逆に力を伸ばす人もいるということだろう。
フレッチャーはアンドリューに「学生の力が伸びることを期待した」と言っているが、その時点でフレッチャーはアンドリューに対して反感を持っていた。今まで理不尽でスパルタ的な教育を続けていて、潰れた学生がいなかったわけがないし、先生自身、いたことを認識していなかったわけがない。単に技術の低い人を罵倒することによって自分の立ち位置を確保していたのだろう。
しかし終盤、アンドリューが逆に力を伸ばしたことで、フレッチャーはアンドリューを認めざるを得なくなったのだと思う。
コメントする