「怒涛のいびりとラスト15分の力」セッション 竜虎さんの映画レビュー(感想・評価)
怒涛のいびりとラスト15分の力
ラスト15分は息をするのも忘れて、見終わったあと息苦しくなってました笑
またラストに辿り着くまでに徹底的に主人公を貶める過程も忘れてはならない。
貶める存在であるJ・K・シモンズ演じるフレッチャーが本当に鬼気迫るとはこの事であるという程の演技で、罵詈雑言や甘言、裏切りなど手練手管の限りを尽くして主人公とぶつかるさま、そこからラスト15分の演奏の中で二人が初めて通じ合っていく様子は下手な伏線では味わえない爽快感が身体を駆け巡り、自分一人でもスタンディング・オベーションを送りたくなるほどでした。
低予算でこれほどの映画を作れることは、これからの映画業界の一つの指針になるのでは?
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