「何かを必死に目指している人が観るべき映画。」セッション 年間100本を劇場で観るシネオさんの映画レビュー(感想・評価)
何かを必死に目指している人が観るべき映画。
久々に出会った、
自分に残り続けるだろう映画。
挫折と絶望が生む狂気に入り込み、
ラストのどんでん返しまで釘づけ。
そしてクライマックスで、音楽の凄さを実感です。
レイトショーにもかかわらず満員の場内は、
エンドロールと同時に拍手喝采。
映画は観客が完成させるんだと、
改めて実感しました。
人格を捨てるほど追い込まれたものだけが、
ホンモノになれるんだな。
ふと若い頃の、
マグマを溜め込んでた時代がフラッシュバック。
ここまでストイックじゃなかったけどw
正直、バードマンより
作品賞にふさわしいかと思いました。
そこはインディーズの辛いところだけど、
間違いなく傑作で秀作で快作。
楽器をやる人はもちろん、
何かを必死に目指している人が観るべき映画。
自分がどれだけ甘ちゃんか、
大切なことに気づけるハズです。
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