「無能な奴はロックをやれ」セッション 暇さんの映画レビュー(感想・評価)
無能な奴はロックをやれ
スパルタに耐え、ドラムが血にまみれるほど練習を続け、勝ち取った主奏者の立場も本番で簡単に奪われてしまう。ラストの演奏は復讐と呼ぶに相応しい。
人格否定、家族までも否定するフレッチャーの指導はとても正しいものとは言えないけれど、彼の行き過ぎた指導がアンドリューを天才にしてしまった。
無能な奴はロックをやれ。彼はドラムが好きで音楽が好きで、無能だからロックをやった。原題は【Whiplash】、意味はむち打ち症。セッションも良いが原題の方が個人的には気に入ってる。終わり方、エンドロールへの繋げ方が秀逸。
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