「真剣勝負に人格は要らない」セッション グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
真剣勝負に人格は要らない
真剣勝負に於いては、パフォーマンスへのリスペクトは人格とは関係ない。
真剣勝負!というほど大げさでなくても、ゴルフとか麻雀とかトランプゲームの大富豪でもいいのですが、真面目に勝負に向き合ったことがある人なら誰でも心当たりがあると思います。普段は〝嫌な奴だなぁ〟と避けてるような人がメンバーにいても、その人の良いパフォーマンスに対しては、人格とは関係なく率直に「上手い」とか「いい手だな」というふうにプレー自体に自然な気持ちでリスペクトの気持ちが湧いてきます。
アンドリューはひとことでは言えない複雑な気持ちを〝自分の土俵〟ですべてプレーとして発揮しました。
始めは土俵の外で、陰湿に仕掛けていたフレッチャーも最高のプレーを見ているうちにプロとしての魂に火がついて、気が付けば同じ土俵に立っていました。
不器用で人間関係に気を使うのが苦手な人でも、何かひとつ自分の土俵といえるものがあると少し違った世界が見えてくるような気がします。
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