「熱血指導の是非‼️」セッション 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
熱血指導の是非‼️
音楽と指導者の立場を、この角度から描いた映画を知らない。
普通は才能ある音楽家を温かく導いたり、
あるいは厳しく指導しても、本質的には生徒を愛している。
所がこの映画のjazz bandのの指揮者は殆ど狂人で、
生徒を侮辱して極限までイビリ抜く。
ラストのアンドリューのドラムソロを聴いて、
フレッチャーの指導は、
是?なのか?
否?なのか?
アンドリューに音楽の本質(楽しむとか自己表現)を
フレッチャーは伝えることが出来たのか?
アンドリューはドラムソロでフレッチャーを
《ねじ伏せた》《見返した》ように見えた。
遂に師を超え自由にスティックを操り、
テンポを先導してフレッチャーのバンドを
自分の支配下にした。
(それってアンドリューは2代目のフレッチャーに、なった)
(フレッチャーとそっくりの音楽家・・・
他を罵倒して、自己を肯定して、自分の音楽を盲信する?)
ラストは全くに“謎“でした。
そこが奥深い。
ここまで音楽に囚われたアンドリューは、
音楽演奏の魔力からもう決して逃れられない。
音楽の奴隷なのか?
芸術の神から祝福された天才なのか?
悪魔に魅入られた生贄なのか?
音楽=そこがアンドリューの居場所
J・K・シモンズの鬼教師の熱演。
マイルズ・テイラーのドラム演奏。
そして監督・脚本のデイミアン・チャゼル。
デイミアンは30歳になるかならぬかの若さで、
映画を完全に自分の支配下に置いている。
こんばんは。
返信ありがとうございます。
私もこの作品は観ましたが、琥珀糖さんのレビューはわかりやすく、とても見やすいですね。
デミアン・チャゼル監督恐るべしです。
おはようございます😃
返信ありがとうございます😊
あのラストが圧巻見せ場らしいので、その後を考える琥珀糖さんの
追及力?に脱帽。
私?は、早く終わったけどま、いいか。多分まだまだ闘いは続きそうかと。
琥珀糖さん、共感ありがとうございます。
意外にも本作は私のまわりでは20代若者に人気です。スパルタ教育をおててつないで用意ドン世代が指示するなんて本当にびっくりです。今の若者は「やりがい」が第一優先とは言われていますが…
私も悪くない作品だとは思うのですが本質は「謎」のままです。
こんばんは♪
共感ありがとうございます😊
本作ねぇ〜、名作らしいですが、
観てられない、シーンもあり、
なんとも言えません。
アンドリュー役、トップガン•マーヴェリックのあの人でしたね。
てだけ。
> ねじ伏せた
まさに。俺が、基本的には平和で根源的なものと思っている音楽映画で、こんな表現があるなんて。そして、それを「あるのかも?」と思わせるこの映画の凄さ。
いいねいただいたおかげで、あらためて振り返ることができました。ありがとうございます。