「この指導も悪いとは言い切れない・・・のか?」セッション たろうさんの映画レビュー(感想・評価)
この指導も悪いとは言い切れない・・・のか?
アマゾンプライムで観賞。
昨今スパルタや根性論を善しとせず、もし暴言や暴力を振るうものなら社会的に罰せられる世の中になった。講師のフレッチャーは鬼教官の如く厳しい練習や口撃を浴びせる世の中の風潮とは相反する指導の仕方だ。
本作を見た人の多くが「この人の教え方はよくない」と思うのだろうが、アンドリューの変化を見て一概に悪いこととは思えなくなった。彼の夢は一流のドラマーになること。凡人の彼がその夢を叶えるのであればそれは並大抵の努力では叶わない。であればまさに「狂気」の領域にまで踏み込まなくてはいけないのだろう。血だらけで演奏する姿はまさに狂気そのものだった。
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