劇場公開日 2015年4月17日

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「天才の生まれる 土壌」セッション jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0天才の生まれる 土壌

2018年12月16日
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疲れる映画だったが、ラストは ニーマンがゾーンに入った瞬間で 終わる
天才に近づいただろうか?
父親は その瞬間を目撃でき、幸せである
音楽家などの パフォーマンスに その芸術性が求められるタイプが、疲弊してしまうのも よく理解できた
技術と感性と、神経戦みたいな処がある
煽る、フレッチャー!

ニーマンは バランスの悪い人間である
だからこそ、天才を追い求め 天才になれるかもしれない
恵まれた土壌からは、あんまり 天才は生まれない
神が 幸福な人間ばかりに、恩恵を与えないのが わかる (調和と満足、って駄目なのね)

人間的にみれば 悪魔のようなフレッチャーも、音楽の神からみれば 忠実なしもべなのかもしれない

フレッチャー(J・K・シモンズ)、怪演である
ジャズのパフォーマンスの 緊迫感がよく伝わったし、過去の天才達の 案外、不幸な人生を
想ったりした

jarinkochie