「衝撃。」セッション ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
衝撃。
音楽とはこんなに血生臭いものだったろうか。ジャズとはこんなにヒリヒリするものだっただろうか。
衝撃的な作品だった。
観ている側が息つく間もないような緊張感、役者さんの気迫。
ただただ圧倒され戦慄した。
ファッキン連呼するフレッチャー先生の鬼軍曹っぷりもすごかったけど、ニーマンくんもなかなかの鬼畜。
てかフレッチャー先生が怖すぎてむしろ笑えてくる。軍隊学校の鬼教官にしか見えない。笑
駆り立てられ、挑発され、追い込まれることで開花する何か。
相手への憧れや期待、憎しみと親愛、突き抜けた者がたどり着く楽しさや恍惚。
ニーマンとフレッチャー先生のそれらがぐちゃぐちゃに溶け合って竜巻のようにうねりとなり、音楽の高みへ向かっていく。そんなラストシーンの演奏はしびれた。
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