「連打につぐ連打」セッション チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
連打につぐ連打
もちろんドラムの連打、そしてビンタの連打に圧倒されるわけですが、それ以上に、この物語の展開の連打にも驚かされるわけです。あ、そっちかぁ、と思いきや、えっ、こっちなの!?ってな具合で、後半は食い入るように見てしまった感じがあります。
でも微妙に点が上がらないのは、なんか細かいカット割りとか、多用されるズームとかが気になってしまったっていうのがありますね。特に演奏シーンのカット割り。よくできたライブビデオ的な感じがあるんですけど、そういうもので意図される演奏自体を味わう興奮と、物語上の主人公の狂気性を表そうという意図が、あんまりマッチしていないというかね。
すんごい話題になっていた作品なんで、すんごい楽しみにして観たんですけど、やっぱり映画って難しいもんなんだなぁって思ったですね。
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