「努力が神の領域に入る唯一の手段ではないだろう。しかし、自らがその資...」セッション Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
努力が神の領域に入る唯一の手段ではないだろう。しかし、自らがその資...
努力が神の領域に入る唯一の手段ではないだろう。しかし、自らがその資格を持つかは当人には分からない。だから努力にすがり、それに依存し、人間性を排他する。時に自分は努力や執念が足りないのではないかと自責する。そして修羅の道を選択する。この映画はそのような弱みをえぐり、修羅の道に疾走する者を描く。ここまで割り切られると爽快ですらある。
狂気の世界観からは距離を取り、人間性を失うことを怖れる父親は卑しいのか?彼女の扱いはどうなのか?本来は疑問を持ってしかるべき所だが、その余地も与えることなく、クライマックスまで突き進んで行く。
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