「なんか釈然としない…」セッション rie530さんの映画レビュー(感想・評価)
なんか釈然としない…
J.K.シモンズの演技は確かに凄い!それには文句ありません。凄いだけじゃなくてカッコいい!
でも、でもでもストーリー展開には???一見すると星“ジャズマン”一徹がリンカーン・センター養成ギプスで飛雄馬を育てるかにも見えるけど…
レッスンの時にサックスの学生が、チューニングがヘンだったために退場させられてしまうけど、実はそれは引っ掛けで、自分の音に対する自信のほどを試しただけだったというようなくだりがあるけれど、そんなこと何のために必要なの?
重ね重ねチャーリー・パーカーの逸話が出てくるし、「私がしたいのはジャズマンを育てること」と力説する割には、最後のステージにおけるドンデン返しとか、ただの薄っぺらいイジワルにしか見えない。まさにパワハラじゃん(そもそもステージに上がってから演目の差し替えなんてあり?リハーサルしないの?)おまけにそれも自分をチクったことへのリベンジって…ねーだろ!
まぁ確かに重箱のスミっちゃスミなんだけど、何だか見終わってモンモン、な映画でした。
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