Mr.タスクのレビュー・感想・評価
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感想メモ
セイウチ人間爆誕!
思ってたよりもセイウチじゃない、いやセイウチってこんなもんか…? あいつら目が血走ってるしな
老人の演技!太古から続く疑問、人間はセイウチではないのか?
そんな訳ないだろ!そうだよな!?
セイウチは泣かない!セイウチなら泳ぎを覚えろ!
思ってたよりグロはない、セイウチ姿はグロい、存在も経緯もグロい、可哀想
足の切断シーンもなし、膝骨が牙になってたのかぁー、逃亡阻止アンド有効活用、感心しちゃったよ
最後のシーンが可哀想すぎる、セイウチとして生きていこうとしても、人間の心は忘れられないのかな、名前を呼んでも出てこなかったなのに、サバを与えたら出てくる、しかし涙も流す
苦手だけど人気な理由もまた分かる
ホラーもグロも全然OKですが、汚い、あまりにも不衛生なものが苦手なので正直きつかったです。
そう言いつつ2回は見たのですが。
グロ、汚物が大丈夫な人と笑いながら見る映画だと思います。
目覚めたら足が切り落とされ逃げられないという状況は、誰もが恐怖を感じられる場面で良いと思います。
しかし改造後の見た目がただの肉塊すぎてシンプルに汚いです。
肉塊が不衛生な環境で虐められながら飼育されるシーンが延々続きます。
以降は老人へのイライラが止まらず、早く○せ!やれ!今やれた!という殺気立った感情でいっぱいです。
老人の自語りからの、戦いたいと言いながら生身で動きも重い相手に武器持ち出すシーンでつっこまずにいられる人を知りたいです。
生魚を食べさせられるシーンでは吐きそうになりました。
というかラストで友達が持ってくる差し入れも生魚という非道な仕打ちに笑ってしまいます。
このまま生かすのも可哀想…いっそ一思いに…とならずに、ふんわり生かしておきながら誰も人間扱いしないのは笑うポイントです。
嫌な奴だけど助けてあげて!
そして私は水族館で海獣ゾーン全般が楽しめなくなりました。
セイウチを見てもオットセイを見てもトドを見てもアシカを見ても肉塊を思い出し、可愛い〜!なんて思えません。
お馬鹿映画
あっという間にセイウチに…。
哲学的な映画なのかなぁ(笑)。
そんなに時間は経ってないと思うんだが、すぐに本能が人間性を上回って、最後の展開にはぶっ飛んだ(笑)。
少し間延び感はある。
もっと結び付けても良かったのでは
テーマであるセイウチ人間のビジュアルそのものはチープで酷いけど、安っぽさが気持ち悪さを引き立て、この映画はB級なんだ!という印象を改めて我々オーディエンスに植え付けてくれるので良し◎。
展開も程良いと思う。セイウチ人間にされてからも結構長いので、色々楽しめるというか・・・w
最後の方の駆け足ぶりと、セイウチの皮をかぶって対等に闘いますアピールするのに途中から二足歩行で凶器持ち出すジジイの姿には流石にあっけにとられたが。
そして、エンディング。何とも切ないよね。恋人の一途さが泣ける。(ただし、となりに佇むハーレイ・ジョエル・オズメント君の変わり果てたデブ成長姿で台無し。)
ムカデ人間よりこっちの方が一般向け(?)だし面白いと思うんだけど、もう少し設定同士を結び付けてもいいんじゃないかなぁとは思う。ウォレスがカス野郎なポッドキャスターで、弄ってた相手自殺しちゃうしで、お前も同じように弄られる立場になってみろ!でセイウチにされるのかなって思ってたんだけどそうじゃなくただのカモで、狂気ジジイはセイウチは実は人間なんじゃ・・・とか信じてやまない狂気を通り越すピュアなアホ。折角ウォレスがカス野郎だというキャラクターを、彼がこんな目に遭う理由付けにしてもいい気がした。じゃないとウォレスというキャラが死ぬ・・・。
あとはジジイに捕まって死んだ人が他にもいるんで、実はコンビニ娘の2人組がジジイの家まで被害者を誘導!とかね。
個人的にはジョニデの存在が意味不明なとこと、探偵役いらないから普通に恋人と親友で力合わせて見つけ出して欲しかったなー(ジョニデ好きじゃない・・・
ムカデ人間と双璧!!
前半の方が面白く、爺の与太話も結構良かったです。クリーチャーの姿には衝撃を受けました。脚本も丁寧でノリノリで書いた感じがしますが、途中で主人公という概念は消えてしまいますし、ラストは酷すぎます。元警部はジョニー・デップだったんですね。くどいキャラクター描写ばかりで見せ場が無かったです。
あれ、おもしろいじゃないかw
ムカデ人間より、だいぶ好き。
考えてたよりも意外とセイウチ。
インパクト強いな。
この手の映画の改造者というか、悪人は芯を持ったサイコパスというか、思想家というか。まともな事をいっているようで意味不明というか。
なんかわからなくもないんだよなww
なによりしかし!ジョニデがでている。
最初わからないけど、しゃべりと仕草でわかる。いい味出すよね、さすがよね。
ただ、ジョニデが好きなだけなんだけど…w
ということはリリーとジョニデの初共演。
なんちゅう作品で共演してんだろw
良質ブラックーコメディ
B級感漂う感じが味があり、物語もわかりやすく楽しめました!
ホラーでサイコなテーマであるものの、残酷描写はマイルドです。コメディ要素も高いので、ムカデ人間的なのを期待してる人にオスススしません。
人間が先かセイウチが先か
題名の通り、「人間はセイウチなのでは?」という疑問に真っ向から挑んだ意欲作。
そもそも、人間はセイウチではありません。
考えるだけアホです。小学生だって知ってます。
しかし、ハワード老人は至って真面目に考えます。その感情は、真面目過ぎて狂気を通り越してなんかもう純粋な何かと化します。
そんなハワード老人の崇高な目的と、不運にもそれに巻き込まれてしまった男ウォレスの物語。
前半部分は結構手堅い作りとなっており、ハワード老人の得体の知れなさも相まって、これからウォレスに施される人体改造を考えると……恐怖を禁じ得ません。怖い。
紆余曲折あってウォレスの恋人と友人のジョエルオスメント君が、行方不明となったウォレスの捜索を開始。
一方その頃、ウォレスは……なんと、セイウチ人間になってしまった!
このセイウチ人間のビジュアルですが、なかなかに酷い。
酷いというのはグロテスクで直視出来ないという意味合いではなく、ただただ安っぽい。すごくチープ。
両足を切断し、腕部の皮膚を胴体に縫い付け、切断した脛骨を削って牙を造り、口内に開けた穴に牙を取り付け、人間の皮膚で作ったセイウチスーツを身体中に縫い付ける。
文字面だけ見ると恐ろしいですが、その結果は日本の特撮に出てきそうな感じのセイウチ型の物体でした。
前半部の真面目な空気も相まって、爆笑を禁じ得ません。
個人的に、セイウチ人間になる過程がかなり省かれてしまったのは残念。
ここから、この作品は別ジャンルへと変貌します。
ウォレスを捜索する二人は、ジョニデ演じるいかにも怪しいアル中探偵と出会ったりします。
先程のセイウチ人間(笑)に加えて、このアル中探偵の登場により、ホラーの要素は消え去り完全にコメディと化します。
しかしながらこのアル中探偵、「ま た か」と言いたくなるくらい既視感に溢れたジョニデです。
面白メイクしたひょうきんなおじさん。
正直、ぼくは退屈で仕方なかったです。
一方その頃、ウォレスは……セイウチ人間としてハワード老人との触れ合いを重ねておりました。
セイウチ人間とハワード老人の邂逅を通じて、老人はなぜセイウチ人間を造ったのか、その動機が徐々に明かされてゆきます。
その様子のシュールさは凄まじく、笑えます。
セイウチ型の肉塊に寄り掛かり、悲しげな顔をする老人。社会に虐げられてきた自身の身の上や、海の男として社会と決別したにも関わらず戻ってきてしまった後悔を語ります。
老人の悲しげな様と、ウォレスの必死さのコントラストが素晴らしく、終始笑えます。
最初は必死で拒絶していたウォレスも、徐々にセイウチとしての自分を認め始め、餌として差し出された生魚をガツガツと喰らいます。
その様子を見て、老人は満足気な顔を見せ、しかし悲しげな表情も見せます。
そう、彼は糞ったれな社会に戻るために、大切な友人を裏切ってしまったのです……。
いよいよ終盤。
ジョニデ探偵達一行は、とうとうウォレスが監禁されている屋敷へ辿り着きます。
一方その頃……ウォレスの前には、お揃いのセイウチスーツに身を包んだハワード老人が立ちはだかります。
訳が分かりません。
老人は言います、「私を殺してセイウチとしての生を全うするか、ここで私に殺されるか、二つに一つだ」と。
お互いの命を懸けた、熱い闘いの火蓋が切って落とされます。
しかし、このスーツは死ぬ程動きづらく、お互いがもぞもぞしながらペシペシやり合います。
なんだこれ。
闘いの最中、老人は自らが犯した罪を独白します。
老人が若かりし頃、漂流した島で出会った唯一の友人、セイウチ君。
人間から拒絶され続けた彼が初めて心を通わせることが出来た存在であり、彼にとっては人間以上に崇高な存在でした。
しかし、自身の生を渇望した彼は、生き延びるためにセイウチ君を殺してその肉を喰らいます。
そうして、彼は無事に捜索隊に発見され、自身を拒絶し続けた人間達の元へ帰ることが出来たのです。
老人は言います。
「あの時あげられなかった、闘うチャンスをやろう」
闘いは更にヒートアップ。
ペシペシが加速します。
そして、とうとう老人は本気を出し、スーツを脱ぎます。
そう、彼はセイウチではなく、人間なのです。
ずるい。
しかし、ウォレスはその隙を見逃さず、その鋭い牙を老人の足に突き刺します。
堪らず倒れる老人。
老人に覆い被さり、ウォレスは牙をその胸部に突き刺します。
もはや人間ではなく、完全にセイウチ、野生の獣です。
何度も何度も串刺しにされ、苦悶の表情を浮かべる老人。
しかし、老人はどこか安堵のような表情を浮かべながら息を引き取るのでした……。
そんな現場に、恋人とジョエルオスメント君が到着。完全にセイウチと化したウォレスの姿を見て、ショッキング。みんながショッキングで取り乱しているところに、ジョニデも遅れて到着。ジョニデはウォレスに銃を向け……。
そして1年後。
恋人とジョエルオスメント君は、新聞紙に包まれた何かを持って、動物保護施設を訪れます。
恋人は、動物園のセイウチが展示されているような檻に向かって「ウォレス!」と呼びかけます。
しかし、反応はありません。
新聞紙の包みを取り出すと、中には生の鯖が。
鯖を檻に投げ込みます。
すると……奥からウォレスが現れ鯖をガツガツと喰らうのです。
悲しげな音楽が流れ、物語は幕を閉じます。
長々と書きましたが、なんでこんな糞映画のレビューを真面目に書いてしまったのか。
後悔しかありません。
それでも、確実に光るものはありました。
愛すべき糞映画、Mr.タスク。
エンドロールのオーディオコメンタリー的なのは滑ってたぞ!
「ホラーを書く秘訣はどっかに意味不明な風穴を開けること」by都筑道夫
叶いもしない夢を見るのは、もう
止めにすることにしたんだから~
今度はこのさえない現実を夢みたいに塗り替えればいいさ~
あ、ミスチル熱唱すみません!
本作は、叶いもしないだろうと思われる夢を、なんとしてでも叶わせるおじいさんのお話です。
このハワードの夢は、人間とセイウチの融合なんです。観るまでは、上半身人間で下半身がセイウチのマーメイド的なイメージだったんですが、違います!
切り貼りした縫い目だらけの完全なるセイウチの姿で、脳だけが人間です。ちゃんと牙(タスク)も二本生やしてあります。声もギョァーギョァー!としか出ません。
大好きな筒井康隆先生の「心狸学・社怪学」って本の中に、外務大臣の脳をオットセイに変える話が出てきます。
その場合は、人間の身体はそのままなので、あの、えっと……、下半身的に、えっと……、色々と、あの、良い面があったと、その……、奧さんが言ってました。
でも本作は、脳は人間で身体がセイウチなのです。なので、セイウチのポテンシャルはゼロです。見た目がセイウチで、中身はだって人間だもの(みつを)。すみません、ちょっと言いたかっただけです(笑)
ハワードはウォレスを「Mrタスク(タスクくん)」として、周りは水で岩山がある、まるで動物園のような部屋で飼い始めます。
そのうち眺めてるだけでは飽き足らず、タスクくんをどーん!と水の中に落とすハワード!
セイウチの能力はないのに!
見た目だけのセイウチなのに!酷い!
溺れるタスクくんの目に、水の底に沈む別のタスクくんの腐敗した死骸が!
ハワードは、他にもセイウチ化してる人間がいた!?
それに気付いたタスクくんの意識は、ブラックアウトします。
かたやウォレスの彼女とテディは、警察に捜査依頼するけどとりあってもらえず。独自にウォレスの足取りを追う……。
私の脳の半分を占めている作家の都筑道夫せんせが、「ホラーを書く秘訣はどっかに意味不明な風穴を開けること」と仰っていました。
ほぼ説明されないハワードのメンタリティとか、セイウチ愛の異常な高まりを表すラストシーンとか、意味不明過ぎる大きな風穴が空いています。
その点からいうと、最近のホラーにしては怖さを感じました。
最近「マッド・ナース」っていう、下半身は裸でブラだけしてる、羞恥心のポイントが分かんないよー!なサイコ・ナースが主人公の映画を観たんです。
ジャンル的には「エロティック・ホラー」でいいと思います、多分。
でも途中で、ナースの生い立ちとか、サイコになる過程とかを、ちゃんと説明されて妙に納得。
ナースに同情してしまい、逆にエロコワの怖さ部分がなくなってしまいました。
ホラー映画は、説明過多では怖いくないと思う。風穴、必須。
ラストのタスクくんVSハワードのファイトシーンのシュールさ、異常さ、怖さ、でも笑っちゃうところは、「モンキー・シャイン」の、衝撃のラストシーンに匹敵します!
しかし本作に限っては、セイウチと化したウォレスの衝撃的な姿を、かなり膨らんだハーレイ・ジョエル・オスメントくんが上回るのではないかと、心配しております。
また、コンビニ店員役で、ジョニー・ディップの娘のリリー・ローズちゃんが出演しています。本当に、ちょい役でびっくり。
予告編のナレーションは、私のアムロです。何故に!?
もう!予告編から、風穴が空いていますよ(笑)
最初の妻
何故か最後ちょっと涙出ました。ネガティブハッピーエンド??
カフカの変身を思い出しましたが、ウォレスギリ生きてる。彼女(もう違うか)にサバ貰って長生きしてもらいたいです。生きてればワンチャンあるよ。
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