メイズ・ランナーのレビュー・感想・評価
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三部作の序章としては及第点!
どこかで見た感は拭えないですが、三部作の序章としてはまずまずの滑り出しだったと思いました。
「ハンガー・ゲーム」なんかと違って(←あれはあれで嫌いではないんですけど)、これ単品でも一応話が成立している辺り、ある程度のスッキリ感は得られて好印象です。
とは言え、まだまだ話は始まったばかり・・・どこかモヤモヤっとした部分も残るところなんかは、シリーズ物特有のもどかしさでしょうか。
私がこの映画に期待していたのは、やはり予告編から気になっていた動く巨大迷路、そこに関しては勿論ある程度の興奮は得られましたが、もっともっと迷路で話を惑わしてほしかったかなぁ。
大半はクモ型クリーチャーで恐怖演出をしてましたもんね、まあこれはこれで面白かったですけど・・・。
どちらかと言えばこの映画の面白みとしては、迷路の中の小さなコミュニティ内で起こるいざこざ、この場に踏み留まるのか、脱出して自由を得るのか、二者択一の中で起こる人間ドラマが、なかなか興味深かったですね。
裏切りや友情、演出的には悪くなかったと思いました。
ただ女子一人の出現で、もっと混乱があっても良かったかな・・・。
まあとりあえず序章としては十分楽しめましたが、続編の予告を見る限り、テイストはかなり変わるようで・・・もはやメイズ・ランナーではない感じが若干不安ですが、一応続編を楽しみに待ちましょうか。
映画見る、途中で気づく、雄ばっか
みんな聖人君子?
アメリカでは、この手の小説が流行っているらしい。ヤングアダルト小説という。日本でいうライトノベルのようなものか。
突然、壁に囲まれた土地に放り込まれ、記憶もなくし、どうしたものか。
そこにはすでに多数の人がいて、コミューンみたいなものもできている。
壁は迷路になっていて、外にはそう簡単に出られそうにない。
やがてその場の秩序が破られ、グリーバーという機械仕掛けの蜘蛛のような怪物に襲われる。
テレサ(カヤ・スコデラーリオ)が送り込まれるまで、主要人物に女子がいない。遠景で撮ったときにはいたようにも思ったが。
で、男ばかりのところに女子が放り込まれたら、何かが起こるのが世の常。彼らには性欲はないのか。そこまで直接的ではなくても、恋愛感情は生まれるだろうに。
そこをやらないなら女子の人物は不要である。
また、男だけだからといって恋愛がないのも不自然かも。
閉塞された場所だからこそ、そういう感情が生まれやすいと思うし、なければやはりウソくさい。
ウェス・ボール監督は真面目な人なのかもしれない。この題材で、ポール・ヴァーホーベンなんかに撮らせたらどうなっていたか。
秋に続編が公開されるようで。とりあえずつきあおうと思う。
典型的洋画
原作の小説を読んだことがないので、映画のみのストーリーについて言及させてもらうと
アクションや演出に頼りすぎ、の一言に尽きます。
逃げ回るシーンや一致団結して戦うシーン、仲間が殺されるシーンなど、アクションシーンは洋画の得意分野というだけあって迫力満点で、飽きさせない工夫がなされています。
エンターテインメント性を重視した典型的な洋画だなぁと感じました。
しかし、超高級のアクションシーンとは裏腹に、ストーリーはイマイチと言わざるを得ません。
映画が始まってから終わるまでに意外性がほぼ無く、次の展開があまりに予想できすぎて、ワクワクが半減してしまいます。
綿密な伏線や、ストーリーの交差などはなく、豪華なアクションシーンで豪華に画面を描く事に終始しています。
そして最後の最後に事の展望を一気に説明して、次回作へ引く。というやり方もあまりにありきたり過ぎて残念としか言いようがないです。
もう少し主人公視点で謎解きがあってもよかったのではないか。そのようにして物語を濃くできたのではないかと感じました。
素晴らしいアクションなだけに、もったいないなぁと感じる作品でした。
期待してなかったけど(笑)
単純明解な娯楽映画
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