駆込み女と駆出し男のレビュー・感想・評価
全213件中、81~100件目を表示
可もなく、不可もなし
特に感動することもなければ、大笑いするわけでもない。
と言って、つまらないわけでもなく、
それなりに心に残る。
特に印象的だったのは、鯵売りの正体を明かす場面。
姉の想いと心意気が心に沁みた。
そして、そこに何気なくいるだけなのに、
樹木希林の際立つ存在感はさすが。
大泉洋にとっては素で臨めそうな適役、
それだけに逆に印象が希薄になった。
他に印象に残ったのは、凛とした尼僧。
下ネタとのギャップが萌えるw
日本語の心地よさ!
素晴らしくて敵わないときには「素敵」と言いましょう。
映画「駆込み女と駆出し男」(原田眞人監督)から。
(原作・井上ひさし「東慶寺花だより」)
今でも「縁切寺」で名高い「鎌倉・東慶寺」。
このお寺を知ったのは、さだまさしさんの名曲「縁切寺」。
当時は、そんな寺があったんだ、というくらいの認識。
「源氏山から北鎌倉へ・・」とよく歌ったものだ。(汗)
さて、今回の気になる一言は、物語とはちょっと関係ないが、
主人公、信次郎が口にした「素敵」の定義。
「素晴らしくて敵わないときには『素敵』と言いましょう」。
「素敵」って単語は、イメージとして、ちょっとオシャレで、
男が使うには照れくさい感じがしていたのも事実。
もちろん、その意味なんて、考えたこともなかったが、
「素敵とは、素晴らしくて敵わないこと」という意味を知り、
今度、使ってみようかな・・と思った単語になった。
もちろん漢字の「素敵」であって、「すてき」や「ステキ」は
まだ恥かしいな。耳にした人はわからないだろうけれど。(笑)
すみません。イマイチよくわかりませんでした。
四季がきれい
優等生的なコメディ
ほっこりしたけど、1味たりない。
たいへん面白かったです
女から夫との縁を切る唯一の手段が縁切寺への駆込み。女達の駆込みに始まる人間ドラマに加えて、刃傷沙汰に大捕り物と見どころ満載です。
楽しくて切なくて、たいへん面白かったです。
一回の出会いを大切にしたい作品もあるけれど、この作品は何度も観たくなりました。観るたび、いいなぁと思いました。
童女のように笑いあう女達が切なくて、泣けてしかたなくて。寺は、これからの彼女達を支えてくれるであろう技術や知識も授けてくれるけれど、この安らぎがなによりと思います。
もしかしたら、ほんのつかの間の事であったとしても。
信次郎の登場シーンも重蔵との口上バトルも、粋でカッコいい!さらに女性達からの振り回されっぷりも絶妙、あらためて大泉洋はスゴいと思いました。
お吟を演じた満島ひかりも素晴らしい、登場の第一声でお吟がどんな女性か伝わってきます。樹木希林は貫禄の存在感でした。
とてもよかった(小並)
うつくしい物語
戸田恵梨香さんが好きで観に行きました
情景描写が美しい、すてきな話でした。
皆さんがレビューで言っていたように、
江戸ことばが満載で所々フィーリングで理解するしかなかったのが気になるところ。そのときだけ単語だけでも字幕が出ればとても良かった、★5です。
お吟さんとじょごの"あなたは私の宝物"は涙し、じょごと大泉洋の恋仲シーンは可愛すぎる。幸せな気持ちになりました。
再生物語
題名のふざけた感じと、大泉洋さん主演のテレビCMを見て、コメディだと思い興味が無かったのだが、こちらでのレビュー点数が高かったため、内容を調べみて、けしてコメディで終わる作品ではないと分かり、観に行きました。
観終わった後では、この題名の粋さを理解しました。しかしテレビCMでは、おちゃらけたシーンをピックアップしてあるので、本来この作品の観客になるべき人々を逃してるのでは、と思います。
この題名のまま、シリアスシーンを主軸に見せた方が良かったかと思います。軽めのナレーションの問題だったかもしれませんが。
駆け込み女たちそれぞれのストーリーが交錯するし、会話のテンポが早いので、ついて行けなくなった人たちからの評判は低いようですが、内容は低くはありません(笑)
配役も皆さんハマり役です。
若い子向け?の作品では、よく意外性のあるキャスティングがされますが、あれはいただけませんね。
実世界を見てみても、大抵その人の雰囲気には、その人の生き様が感じられるものです。
特に、満島ひかりさんは憑依型の女優さんですね。
今までは特に注目していなかったので、彼女の出ているほかの作品も、鑑賞してみたいです。
2時間半もあっという間でした。
笑いあり涙あり、粋あり徒あり。
東慶寺の生活を通して、再生していく登場人物たちと同様に、観終わったあと自分も再生されたように元気になりました。
また観たい。
そして、原作もじっくり味わってみたい。
流石!!
時代劇もバッチリ。
原田眞人監督久しぶりの新作はなんと時代劇。アメリカ的映画作法で映画を作ってきた原田眞人がいかなる時代劇を作るのか。興味はつきなかった。
水野忠邦の治世、東慶寺は女駆込み寺として機能していた。
東慶寺とうつつをつなぐ御用宿、そこに半次郎(大泉洋)はいた。
じょご(戸田恵梨香)の顔の傷を治療する必要性について語るシーンで、半次郎の並々ならない知能を見せつける。
お雪(神野三鈴)の大診問も見事にやってのける。
そう、この映画は頭のいい人ばかりが登場する。それがなんとも心地いいのだ。お吟(満島ひかり)しかり、源兵衛(樹木希林)しかり、堀切屋(堤真一)しかり、法秀尼(陽月華)しかり。
頭のいい人が織り成すドラマは、そうなるべくしてなっているので、説得力もある。
室内の切りとり方が、黒澤明の画面にそっくりであった。ここにもクロサワのDNAを継承する監督がいた。
原田眞人の時代劇、不安には思っていなかったが、思った以上の出来であった。
続編、できるかなぁ。
時代劇の良さ
さすが大泉洋
全213件中、81~100件目を表示