駆込み女と駆出し男のレビュー・感想・評価
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もっと評価されて然るべき大泉洋×戸田恵梨香×満島ひかりのマリアージュ
原田眞人監督作品だけに、芸達者な面々がこれでもかと出演している。
2015年の作品だが、当時でさえも大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりというキャストを揃えるのは容易でなかったはずである。このマリアージュが非常に良いのだが、さらに堤真一、樹木希林さん、山崎努ときたら、どこまでも映画的な143分間を満喫するほかありません。とても素敵な作品です。
いつもいる
駆込み寺…東慶寺
…どうしようもない
夫からの暴力から逃げてきた女たち
そんな女たちを救う駆込み寺…東慶寺
女たちのドラマがある
そんな中で大泉洋のちょっと軽い感じの
信次郎の存在がこの作品の肝を支えている
この信次郎がいなかったら
暗いものになっていた
何度か挫折した作品
先日、室町無頼をみて再鑑賞
同じ時代劇だけど
全く違った印象
たまたま
大泉洋、堤真一、松本若菜が出演
戸田さんの自然な感じ
満島さんの存在感
大御所、樹木希林さんの名演
他のキャストの皆さんと
味のある丁寧な作りが
おもしろい作品に繋がっている
途中で挫折したのは
たぶん言語が時代劇なので
分かりにくいところがあったためかと
思うけど…
でも、時代劇には今の言語調より
時代背景はわかりやすい
…さいごまで観ることができて
うれしかった
女の辛い話だけどあと味のよい
終わり方がまたよかった
この時代、我が国はちゃんとした法治国家であり、 東慶寺の権威は幕府や帝や奉行所の判例を後ろ盾としていたことは映画を見て判る。
動画配信で映画「駆込み女と駆出し男」を見た。
2015年製作/143分/日本
配給:松竹
劇場公開日:2015年5月16日
監督原田眞人
原作井上ひさし
大泉洋(中村信次郎)
戸田恵梨香(じょご)
満島ひかり(お吟)
樹木希林(三代目柏屋源兵衛)
堤真一(堀切屋三郎衛門)
内山理名(戸賀崎ゆう)
山崎努(曲亭馬琴)
武田真治(重)
陽月華(法秀尼)
キムラ緑子(お勝)
木場勝己(利平)
神野三鈴(おゆき)
北村有起哉(鳥居耀)
橋本じゅん(近江屋三八)
山崎一(石井与八)
麿赤兒(清拙)
神奈川県鎌倉市にある東慶寺が、
江戸の世で幕府寺社奉行も承認する縁切寺として知られ、
女性の離婚に対する家庭裁判所の役割も果たしていたことは知らなかった。
江戸後期までに少なくとも3千人の女が東慶寺に駆け込んだらしい。
当時の離婚を求める女性の数は現代の数倍はいたらしい。
この時代、我が国はちゃんとした法治国家であり、
東慶寺の権威は幕府や帝や奉行所の判例を後ろ盾としていたことは映画を見て判る。
鉄工所の女将じょごが、そこを逃げ出した理由はわかる。
お吟が豪商の愛人の立場を捨てて駆け込んだ理由は後になってわかる。
じょごの人としての能力の高さ、
じょごの美しさ、
そこに惚れてしまう信次郎。
それもよくわかるなあ。
尼でありながらも凛として美しい法秀尼がよかった。
陽月華という役者は知らなかった。
三代目柏屋源兵衛(樹木希林)の駆け込んだ女たちに対する愛情、
堀切屋三郎衛門(堤真一)のお吟に対する愛情がラストシーンでよくわかった。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
2年経ったら縁切り出来る東慶寺
タイトルなし(ネタバレ)
時代物なのでわりかし何言ってるか理解出来ひんところ多々あるけどテレビ放映で字幕なくて難儀した
それでも名役者ばかりで満島ひかりや戸田恵梨香の凛とした女っぷりや大泉洋の軽快さが心地よく大筋が分かればまぁええかと思える
大河ドラマべらぼうを見てる最中で私的にめちゃくちゃ
盛り上がってるので年代は違えど江戸時代の話で
楽しみながら見れた
見るタイミングで大事よな
それにラストも笑顔になれる〆でよきかなよきかな〜
映画自体も駆け込みだった(笑)
画面の作り込みはすっごく良い感じで、
アッと言う間に江戸の町に引き込まれ
おお頑張ったな!と思える絵作りに
一瞬今年度邦画ベスト!と言いそうになりました(笑)
だけどかなりの早セリフなので
聴き取れない部分あって残念な感じ。
この監督の映画は初めてだったので
後で早セリフはこの監督の特徴だと知りましたが
少々難解な言い回しの多い時代劇の上、
折角の丁寧な画面にこの早セリフは
ちょっと上滑りしている感があった。
絵の作り込みで言うと満島ひかりの役は
当時の商家の奥様として忠実な眉剃りお歯黒に対して
戸田恵梨香の役は火傷の特殊メイクだけで
飛交う火の粉のそばで働く人の小さな火傷後や吹き出物が全く無い。
肌が綺麗過ぎて、そこだけ現代人っぽくてかなり残念。
現代人っぽいと言えば東慶寺内の女性達も
断髪と言う髪型のせいもあり、現代人っぽさが抜けてない。
おそらく、みな苦労して東慶寺に駆け込んだのだろうから
もう少し苦労したシワやあばたや傷後を付けたり
白髪まじりや薄毛等、髪型も工夫すれば良かったのに〜
折角のロケのお寺や建物とちょっと解け合ってないです。
ここまで画面に凝ったのならそこももう一押し欲しかったな。
テンポが良く話も面白いし役者それぞれは流石なんだけど
そもそも最初になんで大泉洋は満島ひかり達を追いかけてきたのか
そのつながりが私には解らなかった。
江戸にいられなくなった経緯の後、
追っ手として登場するまでの間が???なのです。
全体に良い線は行ってるんだけど後半の話の進め方が
本当に駆け込み状態。
勢いで押してしまうスピード感が人によっては潔い!と思うか
ちょっと雑だな〜と思うか意見が分かれるところ。
良いなあ〜と思ったのは御用宿の薄い暖簾を通して
表と屋内との光のコントラストが度々見事に使われているところ。
托鉢僧や旅立ちのシーン等とても良かった。
DVDが出たら改めて確認したい所が一杯あります。
ロケ地やセットを駆使した絵作りと役者さんそれぞれは星4つです。
@もう一度観るなら?
2018/6月更新
今の時代改めて2018/6月に改めて観てみると
女性の立場を守る東慶寺のような場所があったことは
少ないとはいえ、誇れる日本の文化の一部だと思います。
東慶寺の中でのシーンは結構泣けました。
特筆すべきところがなく退屈
原田真人監督は好きじゃない。今後観ないかもしれない当落線上にある。
妻が「燃えよ剣」を観たがっていることは置いておくとして、原田監督作の中でも評判のいい本作を最終テストのつもりで観てみた。
ぼんやりとイイ話で、ここでの評価が高いのは理解できたけど、やっぱりいつもの原田監督作品って感じで退屈だった。
よく言えば過不足なく親切で分かりやすいのだが、相変わらず、印象に残るセリフ、シーン、カットなどが一つもなくて、映画的な喜びが皆無。
演出に抑揚がなくて平坦。ただストーリーを追っているだけで工夫も何もない。
お金はかかっているだろうに画に力がない。豪華なテレビドラマを観ているみたいだ。
凡庸で光るものがなくテレビドラマ的、だから退屈でセンスないなと自分は思うのだが、逆に言えば突出したものがないからこそ広くウケるわけで、結局は好みの問題なのかもしれない。
ここの低評価レビューもセリフが聞き取れない的な理由が多いようだ。
原田監督は確か「関ヶ原」でのコメントでセリフは聞き取れなくてもいいと思っていると言っていたと思う。自分もそれには賛成だ。セリフなんて聞き取れなくてもいい。
しかしそれはセリフを必要としない演出だったり、画に力があっての場合だ。原田真人さん、あんたは残念ながらダメだ。
本作の退屈さをもって見事落第。もう一生観なくていい監督になったけれど、恐らく「燃えよ剣」を観ることになるのだろうなと考えつつ、信次郎ばりの口八丁でこの難局を乗り越えられないだろうかとも思案するのだった。
時代劇
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ある宿場町が定期的に大名行列を案内するという重い負担を課せられてた。
しかも宿場としてもサビれる一方で、住人もどんどん去って行ってた。
この現状を打破するため、殿に金を貸して利息を取る方法を瑛太と阿部が立案。
利息は私財にするのでなく、宿場のために使う。そんな前提で出資者を募る。
紆余曲折の末、お金が集まるが奉行が認めない。
しかしケチな悪徳金貸しと思われて阿部の亡き父が実はいい人だった。
金をためてお上に渡すことで、同じように町を救おうとしてたのだった。
この話を聞いて奉行も認め、宿場町は復活。
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やっぱり時代劇ってあんまりおもしろくは感じないなあ。
全部が全部じゃなくて中には感情移入できるのもあるけど、
基本的に現実味がない。そりゃその時代に生きたことないからしゃーないが。
なんで今まで知らなかったんだろう
あまり話題に上がってなくてノーチェックだったけど、好きな俳優さんばかりなので観てみたら良かった!
俳優さん全員演技が上手いし、キャラクターも好感が持てる。
ストーリーも上手く運んでクスッと笑える一コマもありとても楽しめた!
特に女性にお薦めしたい!
なんだか地味、しかも長い。あらすじ見るとそれなりに面白い話のようだ...
毎回思うのが
一度目の鑑賞は★4、二度目は★5
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