「【”善性在る男女高校生達の恋のトライアングルじゃなくって恋のスクエア。”を描いた作品。そして、今作の主要キャスト達のその後を考える。皆さん、大スターになったモノである。キャスティングの妙である。】」ストロボ・エッジ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”善性在る男女高校生達の恋のトライアングルじゃなくって恋のスクエア。”を描いた作品。そして、今作の主要キャスト達のその後を考える。皆さん、大スターになったモノである。キャスティングの妙である。】
■高校1年生のニナコ(有村架純)は、一見クールな同級生・レン(福士蒼汰)の優しさに触れるうちに初めての恋心を抱く。
レンに年上の彼女マユカがいることを承知で駅のプラットフォームで告白し、案の定フラれる。
それでもレンを想い続けるニナコの真っ直ぐな気持ちは、少しずつレンの心を動かしていく。
一方、ニナコが好きなレンと中学時代は親友だったタクミ(山田裕貴)は、自分の気持ちを抑えて二人を想う。
そして、中学時代にレンとタクミの仲を疎遠にした、小悪魔的なマオ(黒島結菜)が転入してくる・・。
◆感想・・になってません。
・観ていて、非常にジレッタイ映画である。
皆、相手の事を考えているから、ホントの自分の気持ちを愛する人に素直に伝えられないのである。冒頭のニナコの告白シーンを除いて。
ニナコを演じた有村架純さんは、今作の次の「映画 ビリギャル」でその可愛らしい笑顔に魅了された女優さんである。そして、ご存じのように今や邦画若手女優のトップランナーである。
・同性から見ると、自分の想いを抑えてニナコをレンの元に送り出すタクミがとても良い男だと思う。
そして、ご存じのように、タクミを演じた山田裕貴さんも、今や邦画若手俳優のトップランナーである。
・同性から見るとレンは、イケメンなのに何処かジレッタイ男である。自分の気持ちを素直に出せないのであろう。
レンを演じた福士蒼汰さんも、その後数々の主演映画を観て来た。
好きな作品は、「ちょっと今から仕事やめてくる」(吉田鋼太郎さんのパワハラ演技に慄きつつ、涙したモノである。)と「旅猫リポート」かな。
福士蒼汰さんは、弾けんばかりの笑顔が魅力だと思うからである。
最近、映画で観ないのは少し残念である。
・小悪魔的なマオを演じた黒島結菜さんの存在が、この映画ではスパイスとなっている。レンとタクミを手玉に取りながら、自分の想いを貫く少女。怖い・・。
黒島結菜さんの映画で、一番記憶にあるのは多くの人は「カツベン!」だと思うが、私は「明け方の若者たち」で、彼女が演じた謎の女のインパクトが大である。
”ええっ、そんなシーンを撮って大丈夫なんですか!!”と当時、思ったモノである。
<今作は、現在観ると実にキャスティングに長けている事が判る作品である。4人のメインキャラを演じた当時若き俳優さん達が、その後ドンドンスターダムにのし上がって行くのであるから。
そういった目線で今作を観るのも、面白いのではと思った作品である。>