劇場公開日 2016年1月23日

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「楽しむための3D、意味のある3D」ザ・ウォーク 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0楽しむための3D、意味のある3D

2016年1月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

怖い

興奮

ぶっちゃけ内容は普通かな。

ロバートゼメキス監督らしい人間味のあるドラマは良いし、ラストのワールドトレードセンターの丁寧に終わらせ切なさを感じさせるラストは流石なものがある。

ただ、展開的に楽しさがあまりないのが個人的に残念。後半はハラハラさせられるとはいえ、ちょっと退屈だったかな。

しかし、3Dは楽しいね。ロバートゼメキス監督は、もしかしたらキャメロン監督よりも楽しさや使い方をわかっている監督かもしれない。

ヒューマンドラマながら3Dの楽しさを忘れてないし、展開は楽しくなくとも3Dはワクワクさせられるものがある。

そしてクライマックスはまさに体験する3Dになっていて、主人公がどれだけの高さだったかどれだけ異常な空間だったかがわかるものになっていて素晴らしい3Dになっていると思う。そこに笑いを忘れてないのも良かった。
正直、アカデミー賞の視覚効果にノミネートされてないのは残念。

だけどまあ極度の高所恐怖症にとっては嫌がらせに感じるものでもある(笑)

だから極度の高所恐怖症の方にはちょっとオススメしにくいが、3Dで見てこその作品。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のような楽しさは失ったロバートゼメキス監督だが、3Dに関しては今後楽しみな監督だ。

作品に向き合うゆき平