「ただの高所体験ではない」ザ・ウォーク 片山 晴美さんの映画レビュー(感想・評価)
ただの高所体験ではない
夢を追うということ。生きるということ。人生となにか。
その実話自体にも、本人 フィリッププティ氏にも興味が湧いた。
日本人にはない感覚かもしれない。ルールを守るという意味で 誠実で 潔癖な考えのもとにはない感覚。 犯罪芸術という 人間社会においてはその規律を突き抜けていく美。
ルールのなかだけで芸術は収まりきらないものだと 改めて思った。
芸術家はみなアナーキストだと、彼は言う。命が満たされること。そういう人生を生きるということ。 素敵だ。
3Dは思ったより目が疲れたけれど、映像は綺麗だし、 実話だけれど盛り上げ方見せ方が上手くドラマチックに作られていて、重さもなく、どんな人にも楽しめる流れになっていると思った。
映画はフィリップ役のジョゼフが 自分の昔話をする、という流れ。しかも女神のてっぺんから。
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