劇場公開日 2014年10月18日

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「「アジョシ」プリーズカムバック」泣く男 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「アジョシ」プリーズカムバック

2019年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「アジョシ」の監督の新作で、
尚且つ前作と似たような殺し屋の哀愁がテーマ。
期待値は否応無く上がってました。
でもね、プロローグほとんど無しで、
いきなりメインテーマの少女が死んじゃうって、早過ぎない?
早々にゴン(この名前、短絡的でちょっと嫌)は凹んでるし、
韓国行って母親も殺せって、ここどこだよ!
って感じで、全くノレないまま突入。

この母親も、どんな事情か知らないけど、
(この事情は説明して欲しかった)夫と娘をアメリカに渡らせ、
自分は「高級車100台分の利益を出す」大会社の取締役って、
そりゃ夫はともかく娘が死ぬのは辛いし、
母親は認知症で入院しっぱなしで大変だけど、
ここまでリア充だと同情の余地が無い。
この母親、顔の事で申し訳ないが、
ずっとミッツマングローブにしか見えなかったし。

それなのにゴン(ちっ!)は必死に助けるし、
敵も多種多様になって、誰が誰やら分からなくなるし、
嘗ての仲間たちとの銃撃戦は良かったけど、
やたら肉弾戦に持ち込みたがるのは疑問だったし、
あと予告で観た、電話越しの爆破シーンは、
本編では賑やかしでしかなかったのも残念。

ラストはカタルシスあったけど、
チャオズ(この渾名も嫌!)はあの行為だけで撃たないなら、
殺し屋辞めちゃえ!とか思っちゃった。

脇役の設定とか、トイレのシーンとかも意味不明で、
なんだかモヤモヤした映画でした。
「アジョシ」の方が断然いいです。
逆に「アジョシ」もう一回観たくなりました。

クリストフ