6才のボクが、大人になるまで。のレビュー・感想・評価
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12年間の人生の重み
見る前はもっと重い映画かと思いましたが
12年の成長をそのまま見ているような映画です!
ただ主人公以外だけでなく
他の人たちの成長も見えるとこが面白く
様々な人間像を見ることが出来
考えさせられる作品でした!
見て損なし!!
ただ長い
人生は瞬間の積み重ね
特に大きな出来事が起こる訳でもなく、ただひたすら家族の日常が描かれていきます
じんわりと心に染み込んでくる物語です
メイソンの成長も然ることながら、父親・母親の変化にも注目です
親だって、親である前に未熟なひとりの人間であること、子と共に成長していく事がわかります
キャリア志向の母親は一念発起して大学に入り、生徒から慕われる教授になります
でもオトコを見る目はないのです
2番目の夫も3番目の彼氏も最初は良さげなのですが、次第に子供達にあたるようになります
自分勝手なロクでもない男たちです
母親はそんな男たちから子供たちを必死に守ります
そして、父親です
母親にとっては良い夫ではなかったのですが、子供たちにとっては最高の父親です
対話をとても大切にしていて、メイソンに様々なことを教えます
ビートルズや女子の口説き方、避妊まで…
選挙活動のシーンは本当に笑えました
セリフもいちいち洒落ています
瞬間瞬間がとても丁寧に描かれています
良作です
これぞ長編映画
12年間という歳月をかけて、子供だけでなく、親たちも歳を追っていく。その家族の成長を見てるだけでも素晴らしいです。ここまで長い期間を撮影できることに、映画としての挑戦を感じます。なんとなく、見たあとに、じーんっと感動が込み上げて幸せな気持ちになりました。音楽、ゲームなど、時代によって、流行りが分かるところが面白い。良作でした。
人生を考えさせてくれる
日本語のタイトル通り、主役の少年が実際に6歳から18歳になるまでの期間、同じキャストで12年間撮り続けたという映画。3時間近い長編だがあっという間に経ってしまった。
日本には「北の国から」がある。家族の物語を長年にわたって撮り続ける手法は同じ。
キャリア志向のあるシングルマザーと姉弟の3人暮らし。離婚した父親は、取り決めに従って定期的に子供達と会う。ミュージシャンの夢を追う、どことなく頼りなげなイーサン・ホークがいい。
時代を映す音楽、ゲーム機、初代iMacなど、実際にその時代に撮っているから当たり前だけどリアリティーがある。
広大な宇宙の、ちっぽけな地球で、一人の人間が過ごす人生はあまりにも短い。でも、一つ一つの人生は、深く、時には素晴らしい。そんなことを感じさせてくれた。
出演した俳優それぞれがどんなことを感じながら12年間この映画に出続けたのか、パンフレットを読んでみて興味深かった。
12年。
12年間の家族の軌跡の物語、といえば、普通にホームドラマをイメージすることになるが、本作はそれを本当に12年かけて撮影している。
なぜそういうことをしようと思ったのか定かではないが、映画はことの他成功している。
まだ子どものメイソン(エラー・コルトレーン)がパソコンでなにやらしているシーンがある。見るからに旧式である。その後iPodが出てきたり、TVゲームの進化もみてとれたりする。そのあたりのことを意図してやっていたとすればものすごいことである。
「○○年」とテロップが出るわけではない。主にメイソンの様子で年数がたったことがわかる仕組みである。
父(イーサン・ホーク)にしろ、母(パトリシア・アークエット)にしろ、確かに12年の年月はたっている。そのことが画面に刻まれているのもすごいことである。
どのようにして脚本が書かれ、どうやって撮影していったのか興味はつきないが、リチャード・リンクレイターの意志の強さは感じられる。よく完成にこぎつけたものだ。
さて、メイソンの大学生活はどういったものになるのか。こうなれば、それも観てみたい。
時の積み重ね、一瞬一瞬を大切に。
メイソンの親父、イーサン・ホークが超良かったです。上映時間が長いので、途中で 寝てしまうかなと思いました。メイソンの6歳から大学入学までの成長を描いた内容ですが、 彼の成長ともに、彼を取り巻く人たちの心にズシンと来る、心の奥底に染み入る台詞の連発で、自然に 映画にの中に引き込まれていきました。彼の意外な才能にも驚かされました。時間(とき)の積み重ねの中で、人生は山あり谷あり。自分の人生で何を学び、何に出会うのか。自分が歩んでいる時の一瞬一瞬の大切さを大事に生きていきたいです。
日常の美しさを再確認できる
あざといエンディングも起承転結もない、本当に流れるままの日常を映し出してくれたことで、各ワンシーンがこれほどに光るんだなと感じた。日常ってこんなかんじだし、だからこそなんでもない会話がこんなに愛しいものなんだなと。美しく静かな感動でした。
日常は終わらないけど、映画として上手く終わらせてくれた。ラストの会話は、「え?ここで終わり?」と一瞬思ったが、じわじわと深みがわかる、素敵な会話でした。この映画を上手く総括してくれたかんじ。斬新な映画でした。
12年の歳月
大人になっての12年の歳月は長いようで短く、子供ほど劇的に変化するわけでもないが(人によっては違うかもしれないけれど)子供にとっての12年(特に6才から18才までの変化)は、それはそれは親御さんにとっては感慨深いものがあるんだろうというのが画面からひしひしと伝わってくる。とは言っても18才は大人とはまだ言えず、大人の入り口にしか過ぎない。
そこからの人生は無限の可能性を秘めてるわけだから、そういった意味で、この映画の主人公の今後の人生も見てみたい気がした。
静かに感動しました
大人になる過程を一つの映画で同じ役者で観るということがとても斬新。
ビフォアサンセットの監督だから思いついたことなのかも?
人生は映画で見るよりもドラマチックでもなく平凡で、あっという間に過ぎていくけど、時に残酷で、傷つきながら、いつかは巣立っていく…
大人になるってことが、あっという間に過ぎていたけど、こういうことだったよな…ってなんだか感慨深い気持ちで観ていました。
同じ人達が演じるのにはとてもかなわない
日比谷で観ました さいごの1席に滑り込んだ感じ 3時間の長さでしたがとても引き込まれます 子供ってどんな環境に移り変わっても育つ まざまざとみせつけられた
可愛い男の子が男になって行く過程はリアルで楽しみでもあり少し悲しい気持ちにもなりました
息子が旅立つ日の母親の気持ちもとても分かる…
イーサンホークやっぱり彼の演じかたは好きですね〜good
12年間 こんなプロットの映画にはきっと2度とめぐり会えないんじゃないでしょうか
辛抱強く撮り続けた監督や俳優スタッフに
拍手を送りたいです
何かしらのオスカーを手にするでしょう
素晴らしいの一言
監督Richard Linklater(作品Midnightシリーズ、Dazed Confused等々。約11年間の制作期間は圧巻としか言いようがないです。また、出てくる俳優陣も11年間撮影に携わってる。主人公は6歳の少年だけどその少年が高校を卒業するまでをにある恋愛、挌闘、迷いのストーリー。心情映写をよく撮れてると感じました。しかし、2時間45分は少々ながく感じてしまい映画館で見るのはきついというのもまあありますね。脇を固める母親役のPatricia父親役のArquetteEthan Hawke、そして姉役のLorelei Linklaterの演技がかなり映画を支えていたのは良かった。オスカーの候補に挙がっているとは聞いたがこれは正直ははいって欲しい。それかA Theory of EverythingかBirdman。
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