イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所のレビュー・感想・評価
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自分だったらどうしただろう?
大人になってからまた久しぶりにみたら
なんだか前よりも現実的にみれたけど、
こんなに深く、誰かを愛した事がないので
もし自分が同じ状態だったら息を吹き返せただろうかってすごい考えちゃいましたね…
自分にも弟がいるので、もし弟までってなったら
自分だったらもしかしたら死を選ぶかもしれない。
人間の命ってなんの保証もないし、急にプツンてなくなってしまうかもしれないのが本当に不思議だし、
なにも残らない。終わったら終わりなんだって思ってるので、なんだか考え出すといつも色々考えすぎて迷走します…。
生きるのも死ぬのも自分次第…これはああいう状況じゃなくてもどんな人にも言えることだと思うし
どんな生き方でも自分次第だし、
途中のお母さんの言葉で、「どの道を選んでも幸せになれる。けどその代わりに犠牲がある。」っていうのがなんだか当たり前のような言葉で改めてなるほどってなりました。
あんな恋してみたいけど磁石みたいに引っ張られる人は現れるんだろうか?
今日も人はなんで生きるんだろう?て考えながら生きます。
あ、アダムの声がとっても綺麗で最後の曲もとっても良い曲でよかった…終わりが急すぎてもっと聴いてたかった感はあったかな…
おじいちゃんで一番泣いた。。
選択
過去へのフラッシュバック。
今をどう選択するのか。
彼女は選択した。
途中でパパから教わっていた。
常に自分が選択して、道を歩む。
それが今であり、これからも。
ミアは最高の選択をした。
若い恋愛と絶望からの未来
事故から遡って過程をみせるのは面白いが、内容は10代の恋愛。クロエちゃんのかわいさが無ければ、おじさんは見てられない。
しかし事故って、クロエちゃんの幽体?魂?が出てきて、悲惨な現実を意識不明の自分に代わって確認するって、生き残る可能性があっても逆にモチベーション下がるだろうなー。
そもそも、そんな確認作業は出来ない(と思う)が、やりたいかどうか、うーん、そんな状態になりたくない。
彼の歌で意識が戻ったみたいに終わったけど、確かにこの彼の歌は作品全編に渡って上手いなあと思ったが、泣かせてくれたのは爺さんの言葉だった。
家族と共に逝くか夢と恋人をとるか
クロエの可愛さ申し分ない
意識不明の状態のいまと思い出を追っていくストーリー構成が相葉雅紀主演舞台の「君と見る千の夢」に似ていた
家族と乗っていた自動車が事故に遭い両親と弟は死んでしまうなか
自分は意識不明の状態で幽体離脱してどうすれば生き延びることが出来るのか死ぬことが出来るのかわからないまま
生きてきた想い出を駆け巡っていくおはなし
大切な家族を失って自分も死のうと思うが
難関大学に大好きなチェロで合格していたり 祖父母や仲間が自分のことを想ってくれていたり
そしてなにより最愛の恋人が自分を待っていてくれていたから目覚める
という結末
祖父が家族全員を失った意識のない自分に向かって
「逝きたいなら逝っても良いんだよ」のセリフが心震えた
恋人とのいままでは多少の壁があったからこそリアルで面白かった
このまま幸せでいてほしいと素直に思える二人だった
もう一度自分の恋人と観たい
生きたいという意志の大切さ
ヤング・アダルト小説ということで、内容はやや薄く、ミアと恋人のアダムのまっすぐで単純な恋愛模様には複雑な心の機微というものが感じられない。いくら愛してる、愛してるを連呼しても安っぽさは否めなくて。
ただこの二人の恵まれた環境こそが、のちにミアを襲う不幸と対比になっていて、彼女が現実に立ち向かえるのか?という不安要素にはなってくる。
結局は一番泣かされたのはおじいさんの独白ですね。
実話でもよくある話ですが、事故で意識がないと思われている人間にも、実は意識があるかもしれないということを考えさせられました。もし自分の大事な人間や友人が昏睡状態になったら絶対に話しかけて触れてあげたい。脳の回路がカチっというまで、刺激し続けてあげたい。そんなことを考えながら観ていました。
事故にあったミアが目を覚ますまでの至ってシンプルな話を、編集の上手さでカバー。そこそこ売れてるパンクバンドとそのグルーピーだった両親、それなのにクラシックに目覚めた娘という設定がいい。
ミアが回顧する最上の日でセッションしていた時に弾いていた曲が、私も聞き込んでいたスマッシング・パンプキンスの「today」。本筋に関係ありませんが嬉しかった。改めていい曲だなと聴き入りました。チェロ合いますね。
ミアは恵まれすぎているといっていい。それをクロエ・グレース・モレッツが嫌みなく演じる。
彼女の瑞々しさがこの映画の魅力といっても過言ではないです。
ハッピーエンド最高
家族や親友、恋人にも恵まれ、幸せな日々を過ごす17歳、高校3年生のミアは、夢であるチェロ奏者になるため、ジュリアード音楽大学への入学を目指して練習を続けていた。しかし、ある雪の朝、家族と一緒に乗っていた車に対向車が激突し、ミアは一瞬で家族を失ってしまう。ひとり生き残ったものの、ひん死の重傷を負い、病院のベッドに横たわるミアは、過酷な現実に生への気持ちが薄れていく。そんな彼女の脳裏に、幸せだったこれまでの人生が浮かび上がっていく。過去を振り返り、未来を夢見てミアは生きるか死ぬかの選択を迫られていく。そして、恋人アダムからジュリアード合格を知らされるのであった。目をあけるミアの瞳に映るのはアダムの顔だった。泣けました。
ただのラブストーリーと思いきや…
クロエは可愛いな。
ちょっと前まで子供だったのにどんどん大人の女性になっていきますね。
チェロを演奏してる指使いは本当に弾いてるように見えたけど実際どうだったんだろう?
ラブストーリーが主軸でしたが家族の絆も良かった。
特に、おじいちゃんが意識のないミアに語りかけるシーン。
愛する者のため犠牲を払う、ここは涙が出ました。
ラブストーリーとしては普通かなと思いましたが、体から飛び出した意識がいいスパイスになっていて物語になって少しアクセントを加えてくれてたと思います。
「ただいま」しかないのでは
これは私があまり感情移入できなかったせいかもしれませんが、こんな幸せな主人公なら選択肢は一つしかないように感じました。
意識のない間あんなに多くの友人や親族が涙を流して帰ってきて欲しいと願うのならば。
しかしそれでも心が揺らぐほど、家族の死は大きいということでしょうか。
今後の彼女の人生は辛く悲しいものになるかもしれないけど、生きていれば楽しいことも多いはず。全体で見れば良いお話でした◎
クロエモレッツの大ファンなので、彼女の美しさに終始惚れ惚れしていました。それだけでも見る価値は大いにあります!
自分自身を見つめ直す事の大切さに気付かされた映画
ロックスターで人気者だが、貧乏で親からの愛に恵まれなかった&過去に散々裏切られてきた恋人アダムと、純粋にチェロをやっている優等生だが、家族に誰からも愛されて生きてきた主人公のミア♥
そんなある日、交通事故に逢い幽体離脱したミアと昏睡状態のミア...
生か死を選択するときに、自分自身を振り返って、自分自身の存在意義を認められたかった事に気付く.....
葛藤している間にも両親を失い、残された弟を一人にさせるわけにはいかない...守らなくては、という誰かのために生きたい....という気持ちが働くがまもなく亡くなり、孤児になってしまう.....
恋人アダムとの楽しい思い出からツラい思い出まで思い出しながら、死を決意するが
最後にアダムがチェロを聞かせ足を止めさせる.....そして憧れていた名門大学の合格通知を知らせてくれたことから、自分自身の存在意義を認められたと感じ、生きる事を選択♪
自分自身を見つめ直す事の大切さに気付かされた、とてもいい映画でした♥
また、クロエちゃんの演技力が最大限に引き出されているので、クロエちゃん好きとしてとても興奮しました♪♪
おそらく本作がこの秋一番感動するヒューマンドラマだと思います。
おそらく本作がこの秋一番感動するヒューマンドラマだと思います。なんといっても主演のクロエ・グレース・モレッツが可憐で美しい(^^ゞまだ『キック・アス』第一作に出演していたころのあどけなさと、ラブシーンで見せる大人の女としての表情の両方が際立つ天性の女優だと思います。
彼女李繊細で等身大な演技が、この物語のテーマを一層引き立てたのでした。
そんなクロエが演じる 17歳の少女ミアが臨死体験ののち、どんな人生選択をするのかが描かれるのが本作です。
ミアは、プロのロックグループだった音楽好きの父と母、そして幼い弟の4人家族で幸せに暮らしていました。両親の血をひいてミアも小さいときからチェロの演奏に取り組み、めきめきと腕前を上げていたのです。その才能は、音楽の名門ジュリアード音楽院入学のための実技試験受講資格という凄い難関をパスしたほど。
そんなミアの練習での演奏を聴いていた、同級生でプロデビューもしていたロックシンガーのアダムは、一目惚れ。学校一番のイケメンからの告白に、ミアも有頂天になった思いでした。
ところが、ふたりが交際し始めて、はや丸一年がたったある日。突如ミアの幸福は音を立てて崩れてしまいます。雪道を走っていたミア一家が乗った車は交通事故に遭うのです。気がつくと、事故現場には救急隊が到着しており、重体の女性に人が群がっています。 それはミアの母親でした。気がついたミアは、母親を乗せた救急車に飛び乗ります。病院に到着したミアは、スタッフに家族の安否を尋ねても誰も答えてくれません。不思議なのは、病院のなかでミアは自由に動き回れるのです。緊急手術中の弟の手術室にも誰にも咎められずに立ち入ることができたのです。どうしてだろう?と思っていたら、昏睡状態で意識不明の自分自身の姿を、今まで動き回っていたミアが見つめるシーンを見て納得できました。事故後に動き回ったミアは、臨死のなかで彷徨っていたミアの魂だったのです。
そうした病院のシーンと、家族や恋人との思い出が交互に綴られていきます。アダムとの間も最初はラブラブでしたが、アダムがミュージシャンとして人気が出てくると、地方のライブが多くなり、次第に疎遠になってしまうのです。それでもミアを愛するアダムは、高校卒業後に一緒に住まないかと提案します。ミアも一端は承諾するものの、皮肉なことに、諦めていたジュリアード音楽院の実技試験受講資格を手にしてしまうのです。チェロ奏者になることが夢だったミアは、ジュリアード音楽院進学を諦めきれませんでした。しかし、そのためには遠く離れたニューヨークに寄宿せねばならずに、同居の約束を交わしたアダムを裏切ることになってしまいます。
ジュリアードからの通知を見てしまったアダムは激高し、ミアを置き去りにして地方ライブの旅に出てしまうのです。
アダムを失って傷心だったミアなのに追い打ちをかけるように、ミアの魂は辛い現実に次々直面させられます。母が死に、父も息絶え、快方に向かっていた弟までもが様態が急変して帰らぬ人になってしまったのです。もはや家族のなかで生死をかけて戦っていたのはミアだけになっていたのです。そんな彼女を看病していた祖父は「辛いなら、戻って来なくてもいい」と涙ながらに語りかけるシーンに、思わずもらい泣きしてしまいました。意識が戻ってきても、どこにもミアの居場所(タイトルの「イフ・アイ・ステイ」の意味どうり)なんてなくなっていて、悲しい現実しか残っていなかったのです。
でも祖父は、死んだ息子が孫のミアに託した希望を語りかけます。クラッシックなんてさっぱり分からなかった父親が、どんな気持ちで、ある日すぱっと自らのロックバンドを解散して、同時にミアに高価なチェロを買い与えたのか。その購入資金をどうやってやり繰りしたのか。父親の本心が明かれるとき、試写会場でかかすすり泣く音がこだましました。
どんなに辛い現実に直面しようとも、生きていさえいれば、新たな希望を掴むこともでききるし、自分がいる居場所は掴んでいくものだと勇気を与えてくれる作品となりました。臨死体験を子供の頃にしたことがある自分にとって、この作品は人ごとに思えません。 臨死体験研究の第一人者レイモンド・ムーディー氏によれば、アメリカの医療界で臨死体験は認められつつあるといいます。本作は、そうした体験談がベースになっていることが伺えました。「生きる意味」や「魂」について考えさせられことでしょう。
クラッシックファンには、ミアがチェロを演奏するシーンが度々登場するので、チェロ独奏曲や弦楽四重奏曲の名演奏に劇中触れられることも魅力です。
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