「事故後の、昏睡状態の走馬灯なのか? 幽体離脱なのか?」イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所 ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
事故後の、昏睡状態の走馬灯なのか? 幽体離脱なのか?
それは関係なくて、過去の幸せだったこれまでの人生が浮かび上がる演出。良い思いでもつらい思いでも。事故からの時系列で描くと、ただただ辛くなる一方なのでミアの思いでと事故後を交互に描く演出がいい。
クロエは、自身でもチェロを相当練習したらしくて、監督から太鼓判を押されている。そんなクロエが演じたミアにとって、生と死のはざまで過去の出来事を振り返るときも、アダムとの紆余曲折に思いをはせるときも、その時々の音楽が思い出の道しるべとなっている作り。
ベートーベンのチェロソナタで幕を開け、コダーイ・ゾルターン、バッハといったクラシックから、パンクロックのバズコックス、ソニック・ユース、ベック、ブロンディ、イギー・ポップ、ザ・ダンディ・ウォーホルズなど、さまざまな楽曲に乗せてストーリーが展開してるらしい。
事故後の家族の経過をミアが知るので、やはり幽体離脱だったのかな?
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