「名作のパロディかと思いきや」パラサイト・クリーチャーズ カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)
名作のパロディかと思いきや
オーストリアのモンスター・パニック映画です。予告編などから察したのですが、明らかに「遊星からの物体X」じゃないかと思いました。
観賞してみると、「遊星からの物体X」を少し位は参考にしているのかもしれませんが、設定などは独立してしっかりと作られていると思いました。
アルプス山脈の気候観察所付近で赤い色をした氷河が発見されたことが全ての始まりとなるのですが、どうやらそれは新種の寄生型微生物で異なる種族の生物を無理矢理交配させておぞましいハイブリッド種を作ってしまう厄介なヤツでした。鳥やヤギ、クワガタやダンゴムシなど、それはそれは怖い化け物が襲いかかってきます。B級感は否めないですが、怪物の造形は結構頑張っていたと感じました。
若干グロめなので、苦手な方には勧めづらいですが、それを気にしないのであれば楽しめるかと思います。
微生物は宿主の体に潜み、かなり感染力が強いです。水を飲んだだけで感染するシーンがあったと思うのですが、でも血を顔に大量に浴びても感染しないとか、設定がしっかりしていることもあれば適当な所もあります。ツッコミどころ満載なのは流石B級の一言で、そう言う所も見つけながら観賞して欲しいです。
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