「大ボケ。」フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
大ボケ。
原作をまったく知らなかったもので、ラストを観終えて「は?」。
え、なに、これで終わり?と思ったらまだ序章(三部作の第一部)
だっていうじゃないの~。なんなのよ、どこかに書いておいてよ。
いかにも官能SMでございます。とばかりに繰り広げられた予告編、
思えばあれが総てで中身は超ソフト。大富豪のプレイルームには
数々の器具・道具が並んでいるんだけど、なに?それだけなん?と
私でもつまらねぇな~と思う使いこなし。主演の二人は思いきり
よくスパッと脱いでいて、身体も綺麗なのに、さぁ!ってとこで
黒丸大ボカシの連続。昭和時代のロマンポルノじゃあるまいしさ、
あんな画面半分隠れちゃうボカシなんて今時観たことないわよ??
もう笑っちゃうの呆れるので(誰を対象に描いてるのか知らないが)
これで興奮できるなら大したもんだ、と花丸をあげたい気分だ。
いわゆる白塗りヴァンパイア小説のような感じになるんだろうか、
この二人これからどんどん付き合いも深くなり結婚までするらしい。
どうでもいいから、こんなもったいぶった三部作を作るんなら、
お願いだから一本に纏めて下さいな。僕は50の顔を持つ、だって?
ないない、イケメン一種類。それで支配者だというなら、日本には
不細工面でハゲ散らかした支配者野郎が100も200も存在してるわい。
などとイジワルを言いたくなるほどのお粗末ぶり。ダコタちゃんも
頑張っていて好印象なんだけど、どう見てもその視線はSだよね?
イケメン富豪を煽って思い通りに動かしている印象。結局のところ、
愛し合っているんならどんどん好きにやって。団先生呼ぼうか?(爆)
(大昔のプレイルームはね、キンキンケロンパが遊んでくれたんだよ)